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2017年3月20日 (月)

ファインモールド 1/72 九試単戦

最近の飛行機マイブームで今回作ったのは、ジブリの映画「風立ちぬ」で堀越二郎が設計した九試単戦である。といっても、九試単戦のキットはモデルグラフィックスのマガジンキット(ファインモールド社製造)しかないという状況で、私もたまたま在庫していた本キットを製作したというわけである。映画「風立ちぬ」は、監督である宮崎駿がモデルグラフィックス誌上で連載していた「風立ちぬ」が原作となっている。ついでに、映画「紅の豚」の原作も同誌において連載されていた「飛行艇時代」が原作である。

X9tansen01

九試単戦は正式採用されて九六式艦上戦闘機となり大活躍するわけであるが、実用化の過程で特徴的な逆ガル翼は採用されず、この特徴的なスタイルの機体は九試単戦の一号機ただ一機であった。

X9tansen02

九試単線の特徴である逆ガル翼だが、逆ガル翼にする空力的な必然性はほとんどなく、逆ガル翼を採用する理由の大半が脚を短くしたい、前方下の視界を得たいといった運用上の要求によるものである。九試単戦が逆ガル翼を採用した理由は、おそらく固定脚をできるだけ短くし、十分な強度と空気抵抗の減少を狙ったものだと思うが、もしかすると「風立ちぬ」の中で描かれていたように、設計者堀越二郎の美的感覚があったのかもしれない。

X9tansen05

モデルグラフィックスの「おまけ」として開発されたファインモールド社製の本キットは、さすがファインモールドと思わせる好キットで、飛行機モデルならではのパーツの合わせ目消しとそれに付随するモールドの復活作業がほとんどいらない。1/72とは思えないほど精密に再現されたコクピットが若干面倒ではあったが、サクサクっと仕上がる。キャノピーは塗装前に胴体との段差を消すなどの作業が必要だから、塗装前に接着という20年前の常識はすでに過去のものか、と思わせるほどキャノピーと胴体との形状がぴったりで後接着でも何の問題もなかった。タミヤやハセガワのキットと比較して透明パーツの透明度も高いような気がする。説明書代わりの本誌記事も写真入りで詳細に解説されており、今時の飛行機モデルの組み立て方の良い指南書にもなっているように思う。ただ、ちょっとデカールが硬いんじゃないか?これ。

仕上げは、誌上で解説してあった通り翼端灯を透明化してみた以外はストレート組み。塗装はアクリジョンの吹き付け塗装。アクリジョンの銀がこんなにいい銀色になるとは、と改めて思った。機内色は説明書どおりではなくジンクロにしてみたが、まあほとんど目立たない。

9tan_c20203

最後に、九試単戦とカプロニおじさんの国イタリアの(カプロニおじさんじゃなくてカストルディおじさんのだけど)C.202と並べてみた。初飛行年でいうと5年九試単戦の方が早いが、Bf109も九試単戦と同じ年に初飛行していたのかと思うと、色々と考えさせられてしまう。

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