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2014年3月 9日 (日)

マストはマスト

同時進行中の1/700天龍と多摩。少しずつだが作業は進んでる。この2隻のテーマは手間のコストパフォーマンスを上げるということ。つまり手を入れる効果のある(と思う)部分には手を入れて、そうでないところは手を抜く(キットのパーツをそのまま使う)という方針である。

過去記事の中で手を入れてきたのは主に艦橋、艦船の顔となる部分である。天龍はそもそも形が違うので、厳密な寸法取りまではしなかったものの大幅修正。それと、窓枠を取り付けると同時に艦橋内部をスッカラカンにすること。いかにも人がいそうな感じにするための演出である。窓枠を覗くと反対側が見えるくらいが望ましい。ただ、艦橋を覗いて反対側が見える時に双眼鏡など内部に何かがある感を演出するとそれっぽくなるので艦橋内部にはφ0.3mmプラ棒(伸ばしランナーでも良い)を使って作ってみた。

艦橋のほかは艦載機に手を入れてみた。伸ばしランナーで複葉機の支柱をそれっぽくだが、本物と同じ支え方だと強度的に不安なので、キットの構造を活かす方向でそれっぽく見えることを念頭に手直ししてみた。正確性よりそれっぽさ、それが手間のコストパフォーマンスである。

今回は、更に艦首の錨を巻き上げるためのチェーンを金属製に交換してみた。正直チェーンの形状が異なる気がするしオーバースケールな気もするが、プラのモールドとは比較にならない立体感(当たり前だが)と存在考えられる。
Keijun01

次に手を入れたのが煙突の雨水カバー金網。天龍は煙突の金網の再現がいまいちなので、エッチングパーツや真鍮線でそれっぽく、多摩はキットの出来がいいのでキットのプラ製パーツに穴を開けて、金網部分を細く削ることでそれっぽさを演出してみようと試みた。天龍の煙突にはそれっぽさの演出としてプラペーパーで整流板を作ってみたが金網で殆ど見えない。天龍に使用したエッチングパーツは格子メッシュのエッチングパーツを切り出したものを利用したので本来の形状とは違うがそこはあくまでもそれっぽさの演出ということで。最後部の細い煙突は格子のエッチングパーツではどうにもならないのでφ0.2mmの真鍮線で再現した。正直この工作はきつかった。

一方多摩の方はプラ製のパーツを流用する方向で製作したが、どんなにプラパーツを削って触ったら壊れるかもしれないと感じるところまで細くしても金属エッチングパーツにはかなわない。ただ、どんなにプラパーツを削っても厚みを感じてしまうものの思ったほど気にならないというのが正直なところ。煙突はプラパーツ利用でもいいのかも知れない。

Keijun07

Keijun03

更に、今回は艦橋のメインマストを金属製に交換することにした。多摩の前側マストはキットのパーツを活かして使っているが、後部の2本はφ0.5mm真鍮線。こういうのはついついキットでのマストのサイズを測ってそれと同じ直径の真鍮線を探してしまいがち。ところが、実物はもっと細いイメージなので、後部マストの縦方向のφ0.5mmの真鍮線に交換した。

天竜は縦棒と横棒の太さを同じφ0.5mmだが、それだと太い感じがするので横線は0.3mmにしてみた。このようにマストを金属製のものと交換すると、シャープな印象を与えることが出来る。艦船模型において、マストを金属線に交換するのはマストだと言えよう(結局このダジャレが言いたかっただけ)。

こうして並べてみると多摩のキットのほうが甲板のモールドのシャープさに優れている。これはプラモデルの開発年代の差が大きいので仕方がない。

Keijun02

最近思うんだが、軽巡はこうやって後ろから見るといい。どちらも本当にスマートさん。

Keijun05

次はリノリウム部分を塗ってみようか

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