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2014年3月22日 (土)

アクリジョンでエアブラシ塗装

3連休の初日はプラモ合宿。合宿と言っても単にその日一日は家族全員がプラモ製作をするという日で、別にどこかで合宿を組むというわけではない。子供たちにはいつもの小遣いに多少の補助をつけてやってプラモデルを新たに購入、我々大人は現在作っているプラモデルの続きを作るという具合であるが、子供たちにとっても楽しみであるだけでなく大人にとっても楽しみな家族イベントである。

その中で、アクリジョンをエアブラシ塗装してみることにした。我が家の塗料をアクリジョンに切り替えることにしたものの、残る唯一の心配事がアクリジョンが「エアブラシ塗装には向かない/難しい」と言われていることだったからである。
こちらのブログなど、各所で言われていることは
http://mokehana.blog34.fc2.com/blog-entry-548.html
  1. 塗料とうすめ液との希釈比がやや濃い目推奨(塗料:うすめ液が3:1)
  2. 他の塗料のように薄めて吹くと垂れやすい
  3. 塗料が濃い目なので表面がざらつく
  4. 上記3.の原因でもあるが吹き付けるときの塗料の粒子が粗く「塗り」には使えるが「描く」ことには向かない。

とりあえず、T-34/85の下地塗り及び、多摩と天龍の甲板(リノリウム)の塗装にアクリジョン+エアブラシを使ってみて、確かに今まで使った塗料とは勝手が違うことを実感した。上記のようなことは確かに感じられたからである。

ただ、塗装中に色々実験したり考察してみた結果、上記の問題はある程度回避可能で、アクリジョンでも普通の吹付け塗装及びちょっとした表情付けのための「描く」ような塗装にしてもある程度可能であると結論づけた。

問題回避の方法はそれほど難しくなく、うすめ液とツールクリーナーの両方を使って塗料を薄めるだけである。うすめ液では奨励比率である3:1程度に薄め、更に薄めたいときはツールクリーナーを使用すれば吹付け粒子が細かくなりざらつきも抑えられる。また、うすめ液を大量に使うとリターダー効果が効きすぎて乾燥時間が非常に長くなるのも問題なので、とにかくうすめ液は使い過ぎないこと、うすめ液では奨励比率以上に希釈しないことが重要である。

先の問題の原因は恐らくうすめ液自体の粘性が高過ぎることだと思う。吹き付け塗装において塗料を希釈する理由は粘性を下げることであるが、希釈液であるうすめ液の粘度が高いため吹き付け粒子が粗いまま色だけが薄くなるということになる。やや濃い目の希釈したクリア塗料をそれと知らずに吹き付けるというイメージだろうか。試しにうすめ液だけを吹き付けてみたが、水やツールクリーナーのようなさらさらした感じではなく吹付けの粒子も少し粗めであった。

一方、ツールクリーナーの粘度は十分に低く、また塗料を溶かす能力も高いので吹付け用の溶剤としては他の塗料の溶剤に性質が近い。そのため、粘性を下げることを目的とする場合はこちらをメインにしたほうがいいと思う。

それからもう一つ、吹付け塗装時には色そのものではなく表面の濡れ具合を見ながら作業すること。塗料をシャバシャバに薄めて吹き付ける飛行機モデラーや陰影を塗装で表現するフィギュアモデラーはこういうスキルを持っていると思うが、そういう感覚で塗装する必要があると感じた。

ツールクリーナーをメインにして希釈することによるデメリットも何かあるのかもしれない、今後の経験でそういったことが出てくるのかもしれないがその都度対策法についても考えてみようと思う。ここに書いたことはあくまでも参考程度に、実施は自己責任で。

2014.8.26追記

ツールクリーナーをうすめ液として使った塗料は保存には向かないようだ。沈殿した塗料が瓶の底で溶解不能なネチョネチョした物体に変わってしまい、塗料としては使えなくなってしまった。 水で薄めた場合については分からないが、保存することを前提に作った塗料にはツールクリーナーを混ぜないほうが良いようだ。

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