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2013年3月

2013年3月27日 (水)

ありがとう「ガールズ&パンツァー」

昨年秋の新番組アニメは期待作が多く、期待どおりだったりそうでなかったりと色々あったが、その一方で全く期待していなかったにもかかわらず見始めると毎週楽しみにしてしまうアニメというのもあった。表題の「ガールズ&パンツァー」は前評判もあまり聞かず、題名からもミリタリー+美少女という安易さが見え見えだったこともあり全く期待していなかった。

ところが、である。いざ見始めてみると毎週が楽しみになるほど面白い。この面白さについてはいろいろな人が語っているとおりで、戦車の丁寧な描写、白熱する戦闘シーン、急ぎ足ながらテンポの良いストーリー展開など色々な要素があるが、私が特に感じたのは戦車というただのメカにある種のキャラクター性をもたせることに成功した点が本作成功の一因だと思う。これは、戦車としての性能は全くダメダメな八九式が様々な場面で活躍を見せ、視聴者に「頑張れ八九式!」と思わせる、搭乗しているバレー部メンバーを応援するのと同じくらい八九式を応援したくなるような、そういうところにこの作品の魅力があるように思える。

ガールズ&パンツァーはただ面白いアニメ作品としてアニメファンに受け入れられただけでなく、模型の分野にも特需をもたらした。模型屋に行ってもタミヤのIV号戦車D型を目にしなくなったとか、その手の話には事欠かない。アニメ作品の影響がアニメファン以外にまで広がるのはめったにないことだが、ガールズ&パンツァーは聖地巡礼や模型の特需などアニメファンの世界の外にまで影響力を及ぼした傑作といえる。

で、この作品を見て私も戦車を作りたくなってしまった。中学生のころから買いだめしておいた戦車キットの在庫があるのでこういう機会を生かして完成させてしまおうという作戦である。全くガールズ&パンツァーさまさまである。

在庫から今回選んだのはタミヤの1/35 T-34/85。元々ソ連戦車が好きということもあるが、ガールズ&パンツァーのプラウダ戦が実に印象深くてついつい作りたくなってしまったというのが大きい。このキットは限定生産品とされていて、発売当時も他の製品よりも割高な価格設定だったが貴重なソ連戦車のキットということもありなけなしの小遣いをはたいて何個か買った覚えがある。
その後、何回かスポット再生産されたと思うが、現在では入手困難。ただ、ガールズ&パンツァーでプラウダ戦放映時には一時的に模型屋の店頭でも見かけたので最近再生産されたのかもしれない(でも、今では店頭で殆ど見られない。これもガルパン特需か?)。

大元となるタミヤのT-34のキットは40年近く前のキットということもあり、最近のドラゴンなどのキットと比較すると大味な印象があるが、非常に作りやすいながらも車体の特徴をうまく捉えており、何よりも製作側のT-34に対する愛が感じられる好キットである。だから、キットの持ち味を生かしてサクサクとストレート組みしたいところだが、やはりいろいろと気になる点があるのでそこは手を入れる必要がある。

最も気になるのは後部スプロケット根元の溝。これは元々モーターライズ化を念頭に置いた設計であるため、ギヤボックスのシャフトを通すためのもので、ディスプレイモデルには本来いらないもの。そんなに目立たないといえばそんなに目立たないけど、チラッと見える隙間はやっぱり気になるので埋めることにした。

T34_03

次に気になるのはフェンダー内側の隙間。ここもプラ板で埋めてしまう。

T34_01

エンジングリルのメッシュも20年前ならこれでも合格ラインだったが、ドラゴンあたりのキットには当たり前のようにエッチングパーツが入ってることを考えるとここもなんとかしたい。今回は、プラの凹凸で表現されているグリル部分を削り落とし、周囲を薄く加工したところにWAVEのC-メッシュ#50を貼り付けて再現してみた。メッシュは真鍮製で薄く削ったプラスチック部品にうまくなじまない可能性があったので、焼きなましてから使用した。ついでに、プラウダ高校のT-34/85は車体後部の蝶番が3つでなく2つなのでキットにある中央の蝶番を削り落とした。

T34_04

グリルをメッシュ化すると問題なのはその内側。メッシュの内側がスッカラカンだと買えって興ざめなので、適当に作りこむ。なんとなくそれらしく見えればいいのでエンジンを置こうとか考える必要はない。

T34_02

とりあえず、こんな感じで適当に枠を作って、あとは黒く塗ったプラ板を裏側に付けてあげればそれらしくなるはずである。
タミヤのT-34を作る上で必要な基本工作はこのくらい。あとはサクサク組んでしまいましょう。
<続く>
タミヤのT-34/85のキットは入手困難なのでプレミアム付きなら

プラウダ戦でフラッグ車をつとめたT-34/76(ただし、このキットは六角砲塔のハードエッジと言われるタイプでプラウダのフラッグ車はソフトエッジといわれるタイプなのでちょっと違う。T-34は製造する各工場で作りやすいよう細かな使用変更が行われており、実に様々なタイプが存在する。)

今回使用したWAVE Cメッシュ(#50)

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プラモ製作ペースが上がった

最近はプラモデルを作るペースが上がって、モデラー的にはなんというかありがたい。前作HGUCハンブラビで設定や世界観を無視して(ただし、永野メカという文脈では十分アリ)メタリック+クリア仕上げをしたので、次はリアルロボットとしてのモビルスーツという文脈で。
1/144 FGザク(II)を昔ながらのリアルロボットっぽい仕上げをしてみた。

FGザクは定価300円という昔ながらの価格でありながらガンプラブーム以降80年代から90年代初頭にかけてのノウハウを全てつぎ込んだ贅沢なキット内容で、リアルロボットブームの時期を過ごしたファンならばHGUCよりもむしろこちらのほうが面白く感じられると思う好キットである。

Zaku

殆どストレート組みであるが、首と股関節付近は改造を行い可動箇所を増やした。股関節を改造したのは、同じキットを作って遊んでいるうちに股関節を壊してしまったので、私のキットのパーツを渡してしまったからである(後日、同じ所を壊したので結局無駄に)。塗装はノーマルのザクをイメージしつつ、色味を落として大きさを出してみたが、もう少し極端にやったほうが面白かったかも。
子供に色々なスタイルの模型作りを見せるということもあり、ザクの次に作り始めたのはミリタリーモノ。

Occhan

Occhann2

人形はまだ塗りかけだし、まだ塗っていないものもあるんですが、そのへんはボチボチと時間を見つけて仕上げている。とにかくこういうのは見かけ以上に手間がかかるので、そのへんが模型として面白いところ。ロボットばかりでなくこういうのも面白いと思ってくれればいいなぁ。

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