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2012年3月

2012年3月27日 (火)

カーオーディオ買い替え

もう7年にもなるカーオーディオの調子が悪くなってきた。オーディオ自体の不調ではなく電源系のどこかの接触不良だったので、とりあえず本体を開いて基板のハンダ付けをチェックしたが問題なかった。まぁ、気にはなるのでハンダ付けをやり直したが症状は改善しない。ハーネスかコネクタそのものか、まぁその辺を追って直すつもりでいた。

が、何気なく調べた今時のカーオーディオでちょっと気になった機種が出てきた。パイオニアのDEH-970という機種だ。

まずSDが使えてUSBが2系統出ていてUSBメモリもメディアとして使える。iPodも使えるらしいが、とにかくメモリメディアが使えるというのが最大の特徴。メモリメディアが使える機種は他にもあるが、デザイン的にも好みだしオーディオとしての性能もいいようだ。とにかく、今まではCD-Rに焼くのが面倒だったし今時ディスクに700MBしか入らないというのも面倒くさかったのだ。

そこで、早速DEH-970を購入しようとしたら発売直後で品薄。しかし、たまたまいいところを見つけてゲットした。

取り付けは普通のカーオーディオの取り付けと同じなので問題ない。USB出力がボディの裏側にあって、そこからケーブルで使いやすい位置にもってくるところで少し考えたが、小物入れのところから引っ張り出すことにした。

取り付けが終わって、早速SDでの再生を試してみる。フロントカバーをいちいち外すのが面倒くさいが、8GBくらいのメモリを用意すればさほど問題にもならないだろう。曲目の日本語表示がちゃんとでたり、フォルダ構造が複雑であっても曲の検索がやりやすいなど使い勝手も工夫されており大満足である。勿論音質もよし。これが3万6千円ほどで、実売価格2万7千円弱とはデフレ万歳である。

さて、ドライブに行きたくなってきたぞ。

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2012年3月16日 (金)

車載動画の現状

昨日は、とある動画をきっかけにtwitter上で車載動画を巡るいろいろな考え方がpostされ、その人の好きなもの、考え方、車載動画を始めた時期などによって立ち位置や考え方に思った以上にバリエーションがあると感じた。

現状認識としては

  1. かずさのすけさんの動画により車載動画がブレイクし、新規参入する人が増えた
  2. 酷道走破系の動画が増え、以後限られた酷道というネタを食い尽くすという形で発展し、現在は酷道ネタは枯渇したと言って良い状況。
  3. 酷道走破というネタ自体が既にネタとしての旬をすぎたことと、動画の上がっていない酷道自体がほぼ枯渇したことによるマンネリ化
  4. 3.の状況からの発展として、地元の県道走破の方向に行く、走破系以外の面白さを開拓する、と大きく2つの潮流が混在しているのが現在のありよう。

ただし、以上は四輪の世界の話で、二輪はツーリングや旅の記録としての車載動画のスタイルは依然として活況である。

同じ車載動画であっても、二輪と四輪では車載動画の有り様がかなり異なっている。二輪の人は、基本的にバイクが好き、みんなでツーリングに行くのが好きという層がほとんどで、ある意味価値観が一様である。車載動画の位置づけは、バイクとツーリングの記録、オフレポの延長線としての位置づけなので、ネタは道ではなくツーリングというイベントそのものにある、つまりネタの枯渇という問題は起こらない。

一方、四輪はブレイクした動画が酷道動画だったということもあり、ネタとしての酷道とそれを見せるための動画という構造がこれまでの四輪の車載動画の流れだった。しかし、既にほぼすべての酷道については全線走破動画が投稿されており、新規のネタがない状況にある。(実は、まだ少しだけ残ってる)

ネタとしての酷道資源が枯渇したあたりから車載動画に入ってきた人は、この問題により自覚的で、新たな潮流を起こそうという動機づけがハッキリしている。これは、昨日の話し合いの中で気づいたこと。そして彼らは、「走破系車載こそ王道」という考え方には敏感であり反発を感じているんだろうなという印象を受けた。

一方で、車載動画を投稿するのは他人に見てもらうためなのだから見せ方を工夫すべき、技術を磨くべき、的な物言いには私個人としては反発せざるを得ない。なんにせよ、車載動画は○○であるべき、という議論は視野を狭める結果になるだけで不毛だと思う。私自身は、走破系の車載動画を沢山作ってきた側の人間でもあるが、走破系車載が全てという気はないし、最近は走破系動画は作るのも見るのも飽きてきているので、他の方面にネタを探している状況なのは彼らと同じだと思っている。

今後進む方向については簡単に結論が出せる話ではないが、車にカメラを載せて撮影した動画、という以上の縛りのない車載動画の分野だけに、今後の展開が面白くなりそうだと、この話し合いを通じて感じた。そして、車載動画という楽しみ方が、新しい車の楽しみ方の一つになることを期待したい。

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2012年3月14日 (水)

酷道の模型(2)

前回からの続き

地形が大体できたので、次は人工物を作り始める。

道路につきものなものとして、まず頭を悩ませたのはガードレール。と言っても、これについては楽観的に考えていた。なぜならば、模型のスケールは1/150、つまりNゲージのレイアウト用の資産がモロに使えるから。流石にガードレールくらいは市販されているだろう、と。

で、秋葉原に出たついでにヨドバシカメラを物色していたらありましたよ、ガードレール。

問題なのは、橋の上の手すりと鉄橋。流石にこんなものはどこにも売ってないので自作。

Tesuri

手すりの形状は、写真の手持ちがなかったのでgoogle mapのストリートビューを参考にした。最初、ある程度のオーバースケールを覚悟して1mm角のプラ棒で作ったが、これだと太すぎるので0.5mmプラ板から0.5mm幅の板(と言うより0.5mm角のプラ棒)を切り出して製作した。はしご状の部分は、艦船模型用に購入しておいたエッチング製のメッシュを切り出して使用。毎度思うんだが、こういうメッシュなんかはステンレスじゃなくて真鍮にしてくれないかなぁ。

たまたま0.5mm角のプラ棒の手持ちがなかったのでプラ板から切り出したが、0.5mm角のプラ棒も市販されているので、買いに行く時間があればそちらを使いたかった。太さが均一だし、何より楽でいい。

鉄橋は、手持ちのH断面やI断面、C断面のプラ棒を使えば楽勝だろうと思ったが、そんなに甘くはなかった。というのも、この鉄橋は一見H鋼で構成されているように見えて、実はL字材と板材を組み合わせてH断面を作っていて、断面の縦横比が規格品のそれとは随分と違う上に、妙な切欠き(実は板材を貼ってないだけ)。それに、よく見ると箱断面になっている部分もあり、けっこうややこしい。

Tekkyo01_2

そこで、まず鉄橋をCADで描き、それをプリントアウトしたものからプラ板を切り出して作った。

Tekkyo02

CAD絵の通りに切り出したプラ板とH型のプラ棒を、別に打ち出したCAD絵の上に重ねて位置出しをする。上の写真ではマチ針を使って棒材を固定した。

Tekkyo03

組立て終わった鉄橋の部品、もう一つ作る必要があるのが面倒くさい。

Tekkyo04

二つ目を作りかけているところ。写真上方に立っている鉄橋のトラスをよく見ると、完全なH断面ではなく、ところどころ穴が開いているのがわかる。これもR418での写真とストリートビューで見たとおりになるようにしてみた。

出来上がるとかなり繊細な構造だが、これでも実物と比較するとオーバースケールで、そこは仕方ないと諦めることにした。今回は0.5mmプラ板を使用したが、これでさえ1/150の模型の世界では75mm厚の鉄板となる。戦車の装甲じゃないんだし、そんなに鉄橋に使われている板材が分厚いわけがない。

Hashi01

橋に手すりをつけてみたところ。橋部分は輸送の便を考えて取り外し式とした。ガードレールもつけているが、このガードレールも曲者で、道路側のモールドはキッチリしているのに、裏側がノッペラボー。ところが、こういう模型ではガードレールの裏側が正面にくるのでこのままでは都合が悪い。そこで、ガードレールパーツの裏側を彫刻刀で彫り込んでガードレールの裏側っぽくしてみた。それでも分厚い印象はどうにも拭えず、これに関しては今後の課題としたいところ。

ちなみに、R418の看板は写真を縮小したものを印刷して使っている。看板を支える支柱はφ0.5mmの真鍮棒を使用したが、これでも太かった。一方、ガードレールの支柱は一見太く見えるが、実物の径を考えると大体このくらいである。

Hashi02

鉄橋のトラスを取り付けるとこんな感じ。写真を見ながらおおまかな構造を再現するように作ったので、大体こんな感じだが、トラス下部の道路を支える部分の鋼材の組み方は正直自信なし。それに、このままだとあっさりしすぎているので、実物にあるようなリベットを再現する必要があると思っている。ただ、普通に凸リベットを打つと明らかにオーバースケールなので針でチョンチョンとつついてお茶を濁そうかと考えている。

橋のたもとのガードレールが折れているように見えるのは、ストリートビューにあるとおり。実物も折れているのだ。

と、現在の進捗はここまで。この後は、あっさりしすぎている地形に木と草を生やして鬱蒼としたR418の雰囲気を出したいと思っている。

また進んだらレポしたい。

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2012年3月13日 (火)

酷道の模型(1)

私は、車載動画を見て面白いと感じ、酷道のプチ秘境感を動画として紹介したい、という位置づけで車載動画を作っているつもりである。まぁ、酷道とは言っても全部が酷なわけでもなく、途中いかにモチベーションを下げずに遊ぶかということで色々遊んじゃったりもしているが、根っこはそんなところにある。

ところで、動画や紹介サイトを作る以外の方法で酷道やプチ秘境を愛でる遊びはできないものか、ということで「酷道」の模型を作ってみた。所謂ダイオラマ(アラフォー世代には「ディオラマ」といったほうが通りがいい)。

まずはスケールだが、背景用の様々な模型インフラが使えるということでNゲージと同じ1/150を選択。これなら車やバスだけでなく戦車やモビルスーツやAT(アーマードトルーパー)も手に入る。

次に題材選びだが、今回は新たに取材に行かなくていい場所をということで、ストリートビューが通っている酷道を選ぶことにした。ストリートビューは酷道の撮影もしており、有名所ではR308の暗峠やR471の楢峠、R488の裏匹見区間もストリートビューのデータがある。しかし今回私が選んだのはR418の最狭区間の入り口付近である。

ここを選んだ理由は

  1. 酷道ファンなら誰でも知ってる
  2. 狭い区域を再現するだけでそれらしくなる
  3. 看板や鉄橋など模型的見せ場が多い
  4. 自分でも行ったことがあり手持ちの写真がある
  5. 車など大きさの比較対象のある動画の存在

である。

1.の点でもうひとつ考えたのがR308の暗峠だが、1/150で再現することを考えると道路沿いの細長い地形を再現しないとわかりにくいという点が2.の条件を満たさないこと。また、そうなると道路脇の家の再現が非常に大変そうであること。また、家の道路に面した側はストリートビューでわかるものの、家全体を知る手立てが少ない、という理由で却下した。

R418ははがき大のベースを用意すればある程度盛り込めそうなことと、自分が投稿した動画には前走車としてPCMさんの(前の前の前の車)GMCサファリが写っていて、これが周囲の景色や道幅を推定する基準とできることなど、調査に出かけなくとも、部屋にいながらにして模型製作の材料を集められる。

製作は、まず買ってきたはがき大の板の大きさに乗るよう、どの部分の風景を切り取るかを決める。google mapの写真と地図から決めるわけだが1/150ではがき大というと大した面積ではないので、地図のどこを再現するかをきめるにあたり相当な縛りになる。今にして思えば、部屋に飾る模型としてはこのようなキツイ縛りをあえて設けるほうが面白いような気がする。それに、再現したいのはある特定の機械や建築物ではなく雑木林や藪が大半を占める酷道の風景である、そんなに大きいベースを用意しては制作の途中で嫌になるに決まってるのだ。

場所を決めたら、ベースに直接道路部分を描いてみる。道路幅はニコニコ動画に投稿した自分の動画を参考にする。別に他の人の動画を参考にしてもいいのだが、私が投稿した動画には幅2mの車が前を走っているので道幅や鉄橋の高さなどの寸法を推定がしやすいのだ。大きさを推定するために、こんなスケッチを描いてみてもいいだろう(私の例は下手で申し訳ない)。

Sketch

寸法決めたらベースの木にそのまま描いてしまう。

Sitagaki1

R418はダム湖沿いのであり、急な斜面に作られた道である。そこで、道路部分だけを写しとってプラ板に置き換える。私は、ベースに描いた道路をトレーシングペーパーに写しとって、それをプラ板に転写して切り取った。

急峻な地形を再現するために、まずは建築用の断熱材として使われるスタイロフォームを芯として使うことにした。まずは、ベースの大きさのブロックになるよう何枚かに切り出す。

Dodai1

切り出したプラ板は、道路以外の部分を切り落とすときのガイドにもなる。ストリートビューを見ながら、大体の地形をアバウトに読み取り、スタイロフォームをアバウトに切り出す。どうせ測量したわけでもないし、細かいことを気にしてもしょうがない。

Dodai2

ストリートビューを見ると、こんなに急峻だったか疑問だが細かいことは気にしない。また、この時点でダム湖の水を無理矢理にでもこのベースの上に再現することにした。下の写真を見ると、道路と湖面はもっと離れているが、水を表現しないとダム湖沿いの酷道R418っぽさが出ないと判断した。スケールの正確さよりも印象を優先するのが私のスタイル。

Syasin1_2

スタイロフォームで大まかな地形を作ったら、ベースにスタイロフォームを固定する。スタイロフォームは発泡スチロール用の接着剤を使うか、ホットメルトグルーにて接着する。

ベースとスタイロフォームの接着が済んだら、紙粘土で地形をペタペタ肉付けする。このとき、橋を支えるバーを取り付けておくと橋の強度が上がる。また、橋の根本はコンクリートで固められているので、それも再現する。

Dodai3

谷側ができたら、山側も粘土で再現。

Dodai4

これに、鉄道模型用のシーナリーパウダーをかければいい感じになる。粘土の色が見えると興ざめなので、最初に土の色を塗装(ぶっちゃけ何でもいいけど、赤茶系の色を使った)、その後木工用ボンドを水で溶かしたものを塗り、シーナリーパウダーをふりかけた。水に溶いた木工用ボンドを一気に塗っても途中で乾いてしまうので、3cm×3cmくらいの面積にボンドを塗り、その上にシーナリーパウダーをふりかけ、また3cm×3cmくらいにボンドを塗り、を繰り返す。

また、湖面の水はホットメルトグルーの色つきを使用。透明なグルーに、緑色と茶色と白を少量ずつまぜて熱したものを使ってみた。表現としては悪くないが、完全に液体状になるわけではないので扱いにくいのは確か。今後の研究課題である。

Dodai5

道路や岩、コンクリートの色は米軍艦船色をベースに少し濃いめのブルーを混ぜてみた。アスファルトはもう少し青いように思うが、道路の表現は今後の課題。

Dodai6

ダム湖の淀んだ緑色もこんな感じ

Dodai7

もともと斜面であったところに水が入るダム湖における水面とはいえ、水面付近の土は侵食を受けるので、このような水辺の形状は不自然なきがするけど、どうせ木や草を植えて見えなくなるので気にしない。模型作りにおいては細かいことを気にしないスルー力が大事である。

さて、次は手すりや鉄橋など人工物を作るのだが、今日はここまで。<続く>

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第8回車載動画オフに参加してきました

先週末、第8回車載オフ参加のため浜松まで行ってきました。

今回は日曜開催ということで、いつもと趣向を変えて土曜日に前日宿泊というこれまでにない全く新しい方法論を導入したわけだが、私は今回は当日のみの参加でした。

前日の車載動画について語る部屋には興味がありいろいろな意味で盛り上がったみたいで、自分も参加したかったなぁという思いはあるのですが仕方ないですね。車載動画がこれだけ盛り上がってくると、車載動画を作る側としての考えだけでなく、車載動画という枠についてもそれなりに考えをまとめたくなってくるのでこういう企画には積極的に参加していきたいところです。

当日は前日までの雨模様がウソのように晴れ上がりましたが、風は相変わらず強かったです。今回、模型の展示をしたので、風は大敵でしたがなんとか風で部品が飛ぶなどのトラブルもなく無事に過ごせました。

到着が少し遅かったこともあり、あまり見てまわることができなかったので写真もあまり撮ってはいないのですが、会場内でひときわ人目を引いていたのがほんだしさんの実験風景。

Daisya

確か、第6回のときもカメラを平行移動するための台車を試みていたのですが、今回はホースを利用したレールの上を走らせるというアイデア。ホースは軽く簡便に持ち運び出来る上に、道路の凹凸をいなしてくれるのでカメラ台車の土台には向いているという判断なんだと思います。固定用のおもりでは完全にホースを固定できないので、ホースを踏んでいてもらったり苦労はしていたようですが、いい絵がとれているといいですね。

午前中はいつものオフ会らしく、みんなでワイワイ好き勝手にする時間で、午後は主催者側が用意したトークイベントやビンゴ、有志による名物お菓子の展示試食会ですが、今回は屋外の舞台を借りきってイベントライクな催しになりました。しかも今回もニコニコカーの参戦があり、なんと舞台の上に登場しました。

Butai

トークイベントには私も参加したのですが、舞台の上だと模型をおいても客席からは見えないので一応パワポを用意していましたが、ちょっとトラブってパワポなしで話をすることに。あんまり伝わらなかった気もするけど気にしない、ということで。でも、何人かには作った(作りかけですが)模型を見てもらえたので良かった良かった。

ビンゴ大会では、Bトレインショーティーという一種の鉄道模型を貰ってきました。出品されたミニエコーさんから声をかけられたので少しお話を聞いたりもしました。後で、箱を開けると中にミニエコーさんの名刺が入っていて少し嬉しくなりました。私も今回は「逮捕しちゃうぞ」のキャラのがガレージキットを出品したのですが、次に出品するときには中に自分の名刺を入れて、出品者が分かるようにしておこうかと思いました。

今回の幹事をされた皆さん、本当にお疲れ様でした。

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2012年3月 2日 (金)

私が好きな車載動画というと

車載動画ネタが続いたので、今日も車載動画ネタ。

今回は、私のお気に入りの車載動画を紹介する。ただし、誰もが見ているであろう有名なものは除外する、ここでわざわざ紹介する必要ないからね。私は基本的に、動画を見て「そこに行きたい」「その景色を生で見たい」と思えるような動画、ドライブへのモチベーションとなるような動画が好きである。

まず、私のお気に入りの筆頭はこれ。等速垂れ流し動画なんだけど信州北部の遅い春がやってきた、という雰囲気の景色が続くのがいい。BGMのモーツァルトのK.361がこの動画を更に春らしく演出している。BGMが動画の質感を決定づける重要な要素であることを示している動画とも言える。あー、春になったら長野の北の方行きたいなぁ。この動画は、私自身の動画を除けば最も再生回数の多い動画だと思う。

ちなみに、この動画に使用されているモーツァルトのセレナーデ第10番「グラン・パルティータ」K.361の第3楽章は映画「アマデウス」の中で、サリエリがモーツァルトの才能を初めて認めるきっかけとなった曲として描かれている。そのときのサリエリのセリフはこんな感じ

出だしは驚くほど単純だった

バスーンやバセットホルンがぎこちなく響く、さびたアコーディオンのような音

だが突然その上にオーボエの自信に満ちた音色

そしてクラリネットがその音を引き継ぐと甘くとろけるような調べとなる

猿に書ける音楽ではない初めて耳にするような音楽

それは満たされぬせつない思いにあふれていた

まるで神の声を聴くような音楽だった

しかし、サリエリにとって不幸だったのは、この音楽の創造主が直前に見た「下品な生き物」だったことだ。神はなぜかの者にこのような才能を与えたのだろう? そして自分には...

アマデウス = 神の恩寵を受けた者 というテーマを語るための見事な選曲だと思う。

次に紹介するのは、廃道などを巡る動画。この人の動画はどれも面白いけど、伊豆半島シリーズならこれかなー。廃棄されたループ橋を登ってます。ループ橋の一部が崩落している景色は圧巻。BGMの選曲も雰囲気が出ていていい。

その他、夏焼トンネルの動画も面白い。

それから、最近見つけたお気に入りの動画。車載動画ではないけどこういう動画が好きなのよね。

動画では千葉の秘境と呼ばれる場所、所謂T秘境やS秘境と呼ばれる場所だけでなくいろいろな景色を収めている。私も千葉をテーマにこういう動画が作れたらいいなぁ、とそんなことを思わせる動画。

T秘境やS秘境の場所がどこかは私もよく知らない、ネットで調べてもその場所を公開している人はいない(ということにしておく)ためである。それだけ貴重かつ荒らされたくないという思いを訪問者に抱かせる場所なんだろうね。

以上は、動画のネタとなる場所が良いので気に入った、というものだったが、次はBGMが気に入っているという動画を紹介する。先に述べたように、動画のBGMは動画の質感を左右する大きな要素だと思う。それが、自分の趣味と合えばこれは何度も再生したくなるというものだろう。

最初に紹介するのはこれ

車載動画に戸川純を使う人は自分を含めそんなに多くない。諦念プシガンガ、いい曲です。

この曲についても色々思い出がある(どこかで書いたような気もするけど気にしない)。

「諦念プシガンガ」の原曲はA.M.Villafaneというアルゼンチンの作曲家が書いた「El Borrachito」(題名は日本語で「酔っぱらい」と表記されるが、「小さな酔っ払い」というような意味合いらしい)という曲である。今でこそネットで調べればすぐに曲名がわかり、amazonのサイトでは視聴もできちゃうのだが、私が「諦念プシガンガ」の原曲探しをした頃の手がかりと言えば作曲者名と南米の民族音楽調であるということだけだった。まずは南米のフォルクローレのCDを何枚か買って、曲調からアルゼンチン北部のバイレシート(という音楽様式)であるとあたりをつけて、それを頼りに図書館で本を漁りまくってこの作曲家の曲を調べ、音楽関連の博物館(正式な名称忘れたが「民音」と言っていた記憶がある。ただ、「民音」でググって出てくる「民音音楽博物館」とは場所的に違う気がする)に出かけてレコードを聴いて曲名を確定させ、今度はそのCDを手に入れるためにCDショップの民族音楽のコーナーを漁りまくるということをやってようやくCDを手に入れたのだった。そのために3年以上かけたし、フォルクローレのCDも買いまくった。

今は本当にいい時代だと思う。3年半の月日と、何枚かのCD代と交通費を使ってようやく探し当てた回答が数分で出てしまうのだから。でも、同名の曲の多いこと多いこと。

次に紹介する動画もある意味ピンポイントな動画

題名に「ゆとり世代が...」とあるが、OPにソーサリアン(1980年代後半に日本ファルコムから発売されたゲーム)の曲を使ったりとアラフォー世代みたいな選曲がとてもナイス。

私が「これは!」と思ったのはXanadu シナリオII(80年代の中頃に日本ファルコムから発売されたゲーム)の曲がBGMとして使われてるだけでなく、車内のオーディオからも聞こえていること。

Xanadu シナリオIIは、空前の大ヒット作となった前作Xanaduの世界観を拡張すべく、Xanaduでは単純な階層構造だった各フィールドを「地方」と位置づけ、その地方ごとに異なるBGMを用意することで地方色を演出するという斬新なアイデアを実装していた。そのために用意された曲数は前作の数倍にも達した。場面ごとにBGMが変化するのは今のゲームの常識からすれば当たり前だが、当時は記憶容量の関係もあって非常に画期的な試みだったのである。また、Xanadu シナリオIIは古代祐三氏のデビュー作としても知られているが、地方ごとの特徴ある曲の多くは阿部隆人氏によるものだ(ただ、今でもどちらの作かよくわからない曲もある)。

この動画で使用されているのは9面のKlepsydra地方のBGM(作曲は古代祐三氏)と、カーオーディオから流れてくる2つ目のED曲(阿部隆人氏作)である。古代氏のKlepsydraはXanadu シナリオIIの中でも人気の高い曲で、私の友人もこの曲が好きな人が多かった。私は8面のAltelや10面のRilvanや3面のPoigoneのような地方色を感じさせる曲のほうが好きなんですけどね。

ただ、どういうわけかXanaduとXanaduシナリオIIの曲はファルコムからほとんどCD化されておらず、今だに「All Over XANADU」の中古品が高値で取引されているという残念な状況になっている。本当にいい曲ばかりだからCDで出して欲しいものだ、絶対買うから。

と、今日はここまで

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