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2012年3月13日 (火)

酷道の模型(1)

私は、車載動画を見て面白いと感じ、酷道のプチ秘境感を動画として紹介したい、という位置づけで車載動画を作っているつもりである。まぁ、酷道とは言っても全部が酷なわけでもなく、途中いかにモチベーションを下げずに遊ぶかということで色々遊んじゃったりもしているが、根っこはそんなところにある。

ところで、動画や紹介サイトを作る以外の方法で酷道やプチ秘境を愛でる遊びはできないものか、ということで「酷道」の模型を作ってみた。所謂ダイオラマ(アラフォー世代には「ディオラマ」といったほうが通りがいい)。

まずはスケールだが、背景用の様々な模型インフラが使えるということでNゲージと同じ1/150を選択。これなら車やバスだけでなく戦車やモビルスーツやAT(アーマードトルーパー)も手に入る。

次に題材選びだが、今回は新たに取材に行かなくていい場所をということで、ストリートビューが通っている酷道を選ぶことにした。ストリートビューは酷道の撮影もしており、有名所ではR308の暗峠やR471の楢峠、R488の裏匹見区間もストリートビューのデータがある。しかし今回私が選んだのはR418の最狭区間の入り口付近である。

ここを選んだ理由は

  1. 酷道ファンなら誰でも知ってる
  2. 狭い区域を再現するだけでそれらしくなる
  3. 看板や鉄橋など模型的見せ場が多い
  4. 自分でも行ったことがあり手持ちの写真がある
  5. 車など大きさの比較対象のある動画の存在

である。

1.の点でもうひとつ考えたのがR308の暗峠だが、1/150で再現することを考えると道路沿いの細長い地形を再現しないとわかりにくいという点が2.の条件を満たさないこと。また、そうなると道路脇の家の再現が非常に大変そうであること。また、家の道路に面した側はストリートビューでわかるものの、家全体を知る手立てが少ない、という理由で却下した。

R418ははがき大のベースを用意すればある程度盛り込めそうなことと、自分が投稿した動画には前走車としてPCMさんの(前の前の前の車)GMCサファリが写っていて、これが周囲の景色や道幅を推定する基準とできることなど、調査に出かけなくとも、部屋にいながらにして模型製作の材料を集められる。

製作は、まず買ってきたはがき大の板の大きさに乗るよう、どの部分の風景を切り取るかを決める。google mapの写真と地図から決めるわけだが1/150ではがき大というと大した面積ではないので、地図のどこを再現するかをきめるにあたり相当な縛りになる。今にして思えば、部屋に飾る模型としてはこのようなキツイ縛りをあえて設けるほうが面白いような気がする。それに、再現したいのはある特定の機械や建築物ではなく雑木林や藪が大半を占める酷道の風景である、そんなに大きいベースを用意しては制作の途中で嫌になるに決まってるのだ。

場所を決めたら、ベースに直接道路部分を描いてみる。道路幅はニコニコ動画に投稿した自分の動画を参考にする。別に他の人の動画を参考にしてもいいのだが、私が投稿した動画には幅2mの車が前を走っているので道幅や鉄橋の高さなどの寸法を推定がしやすいのだ。大きさを推定するために、こんなスケッチを描いてみてもいいだろう(私の例は下手で申し訳ない)。

Sketch

寸法決めたらベースの木にそのまま描いてしまう。

Sitagaki1

R418はダム湖沿いのであり、急な斜面に作られた道である。そこで、道路部分だけを写しとってプラ板に置き換える。私は、ベースに描いた道路をトレーシングペーパーに写しとって、それをプラ板に転写して切り取った。

急峻な地形を再現するために、まずは建築用の断熱材として使われるスタイロフォームを芯として使うことにした。まずは、ベースの大きさのブロックになるよう何枚かに切り出す。

Dodai1

切り出したプラ板は、道路以外の部分を切り落とすときのガイドにもなる。ストリートビューを見ながら、大体の地形をアバウトに読み取り、スタイロフォームをアバウトに切り出す。どうせ測量したわけでもないし、細かいことを気にしてもしょうがない。

Dodai2

ストリートビューを見ると、こんなに急峻だったか疑問だが細かいことは気にしない。また、この時点でダム湖の水を無理矢理にでもこのベースの上に再現することにした。下の写真を見ると、道路と湖面はもっと離れているが、水を表現しないとダム湖沿いの酷道R418っぽさが出ないと判断した。スケールの正確さよりも印象を優先するのが私のスタイル。

Syasin1_2

スタイロフォームで大まかな地形を作ったら、ベースにスタイロフォームを固定する。スタイロフォームは発泡スチロール用の接着剤を使うか、ホットメルトグルーにて接着する。

ベースとスタイロフォームの接着が済んだら、紙粘土で地形をペタペタ肉付けする。このとき、橋を支えるバーを取り付けておくと橋の強度が上がる。また、橋の根本はコンクリートで固められているので、それも再現する。

Dodai3

谷側ができたら、山側も粘土で再現。

Dodai4

これに、鉄道模型用のシーナリーパウダーをかければいい感じになる。粘土の色が見えると興ざめなので、最初に土の色を塗装(ぶっちゃけ何でもいいけど、赤茶系の色を使った)、その後木工用ボンドを水で溶かしたものを塗り、シーナリーパウダーをふりかけた。水に溶いた木工用ボンドを一気に塗っても途中で乾いてしまうので、3cm×3cmくらいの面積にボンドを塗り、その上にシーナリーパウダーをふりかけ、また3cm×3cmくらいにボンドを塗り、を繰り返す。

また、湖面の水はホットメルトグルーの色つきを使用。透明なグルーに、緑色と茶色と白を少量ずつまぜて熱したものを使ってみた。表現としては悪くないが、完全に液体状になるわけではないので扱いにくいのは確か。今後の研究課題である。

Dodai5

道路や岩、コンクリートの色は米軍艦船色をベースに少し濃いめのブルーを混ぜてみた。アスファルトはもう少し青いように思うが、道路の表現は今後の課題。

Dodai6

ダム湖の淀んだ緑色もこんな感じ

Dodai7

もともと斜面であったところに水が入るダム湖における水面とはいえ、水面付近の土は侵食を受けるので、このような水辺の形状は不自然なきがするけど、どうせ木や草を植えて見えなくなるので気にしない。模型作りにおいては細かいことを気にしないスルー力が大事である。

さて、次は手すりや鉄橋など人工物を作るのだが、今日はここまで。<続く>

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