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2011年11月 6日 (日)

久しぶりのプラモ製作

去年だったろうか、ちょっと珍しいプラモが出たので買ってみた。大戦中に小松製作所(現コマツ)が製造した国産初のブルドーザの1/48スケールキットである。

以前務めていた会社ということもあって、以前の同僚の何人かもこのキットを買ったようだ。私も早速購入して時間を見つけて少しずつ作っていくことにした。

パーツはこんな感じ

Parts

天下のタミヤのキットだけにすんなり組むことが出来る好キットなのだが、それだけに幾つかの不満も残る。スケールを考えれば致し方ないが、形状の省略によって、もともとはどんな形状の部品だったのかが分からない部分があるのだ。そこで、面倒くさくない範囲でディテールアップを加えていくことにした。

気に入らない部分というのは例えば、車体後部の部品。もともとは下の写真のような形状だが、ちょっと形状としては不自然。単なるリブならこんな形状にはならない。実は、これは幾つかの部品がひとつになってこんな形状になっており、更に本来ならば穴が開いた形状なのである。

Koubu_before

そこで、ドリルとナイフを使って加工。本来空間であるべきところの模型的演出方法はいろいろあるが、最も演出効果が高いのは、実物と同様に本当の穴として再現することである、工作的には面倒臭いが。

Koubu_after

更に省略されたリベットなどがあったので、その辺りも簡便的に再現。本来はリベットだったりボルトだったりするが、リベットならまだしもボルトの再現は難しいので丸い点を打つだけであるが、必要なのは「複数の部品が締結されている」という情報であり、それによって模型は実物の雰囲気にぐっと近づく。

Koubu_up

ブルドーザのグリルも、穴は穴として再現したいポイント。

Grill

これに穴を開けて

Grill_after

ブルのグリルの奥にはラジエータが見えるのだが、流石にラジエータを再現するのは難しい。空間を空間として再現するということは、こういう面倒な問題も発生するのだが、今回はエッチングのメッシュでお茶をにごすことにした。なんとなくそれっぽく見える。

Grill_kumikomi

あと、写真を取るのを忘れていたが、キャタピラ周りは色々とそれっぽくなるように追加工作をした。具体的には履帯のガイドには本来穴が開いている、履帯を連結するピン形状を再現した等。

余談であるが、キャタピラというのは英語で芋虫を意味するが、無限軌道の代名詞であるキャタピラは米国企業名でありブランド名である(例えて言うならSONYのウォークマンと同じ)。そこで、無限軌道を指す言葉としてクローラなどと呼んだりするが、コマツの人は「履帯」と呼ぶことが多い。私が学生の時に工場見学に行って(キャタピラがライバル企業名と知りつつ)「このキャタピラは...」と質問をしたところ、無礼な学生の質問に対しても「履帯はですね...」と言い換えた上で丁寧な回答をしていただいた、流石に社会人は強い。

あとは比較的サクサク一気に組める。

Zentai_2

ここで、もう一箇所。どうしても気になったのが左右に広がる油圧の配管。ここは本来ゴムホースにガード用のスプリング状の針金が巻かれているだが、そのスプリングが省略されているのだ。ごはいえ、これを整形で再現するのは大変なので、タミヤがゴムホースむき出しの形状で再現したのは正しいと思う。

ただ、スプリング状のガードがある、という演出は捨てがたかったので、手持ちのφ0.1mmのケーブルを巻いてみた。実物と比較するとこれでもケーブルが太すぎる(1/48だからφ0.1mmのケーブルでもφ5mm近い太さの針金を巻きつけた造形になってしまう)のだがそんなことは気にしない。あくまでも「針金が巻いてある」という演出が大切なのだ。

Hose

ここまでくれば、あとは一気に塗装して仕上げる。

Zentai_front

模型の写真は、そのスケールの人間の目線で撮ると迫力が出る。カメラをマクロ設定にするとパースが無駄についてカッコよく見えるという特徴もある。一方美少女フィギュアを撮影する場合は、逆にパースがつくと頭でっかちに見えたりするので、少し離れたところから望遠で撮影するのがいいと思う。

Zentai_side

作業をするオッチャンのフィギュアはポーズをつけた状態のまんま。たまたま手元にカーキがなかったので塗装までできなかったというただそれだけの理由。

Zentai_side2

金属が露出している部分は、鉛筆の芯を紙やすりで削った粉を擦りつけるとそれらしく見える。

Zentai_rear

最初に加工した車体後部パーツはこんな感じに組付く。

今回、ディテールアップのために使用したのが「ヒートペン」。モノとしてはハンダゴテのようなもので熱で加工するものなのだが、細工がしやすいようハンダゴテにおけるヒータ付近を持って作業できるようになっており、また温度設定がプラ(スチロール樹脂)を加工するために低めの設定が可能になっている。

ペン先は単純なコテ形状やナイフ形状から、沈頭鋲、リベット、ボルトなどディテールアップのための形状が揃っている。今回使用したのは沈頭鋲とリベットの小手先。少し練習が必要だが、短時間でディテールアップが出来るのはありがたいところ。

久しぶりの模型作り。楽しかった。

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