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2011年2月 7日 (月)

大和ミュージアム [広島]

先日、戦艦三笠の記念館についての記事を書いた。

参考:http://e-n.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-fc5c.html

今、日本で戦艦を見ることが出来るのは横須賀にある戦艦三笠記念館だけだ、という話なのだが、実物大でなくてもいいなら広島県の呉にある大和ミュージアムがいい。

ここの目玉は1/10で再現された戦艦大和である。

Yamato1

1/10といっても全長26m以上にもなる大模型である、最新の考証に基づき精密に再現されたこの模型、大和や艦船に興味のない人でも迫力に圧倒されること間違いなし。大和ミュージアムの入り口においてある戦艦(陸奥だったと思うがうろ覚え)の主砲の砲身に圧倒されつつ、この大きさを大和の模型に当てはめて(当然、大和の主砲の方が陸奥の主砲よりも大きい)、その大きさに思いをはせるのが正しい1/10大和模型の見方。

Yamato2

大艦巨砲主義というと、いかにも時代遅れな印象を受けるが、それゆえに大和が最大最強の戦艦として歴史に刻み込まれているのだ。主砲の威力と装甲の厚さから考えて、大和とマトモな殴り合いをしてかなう戦艦など世界中になかった。まぁ、飛行機の攻撃で沈んじゃったわけだけど。戦艦は戦艦でしか沈められない、という大艦巨砲主義を支えた大前提が、爆弾や魚雷、航空機の積載能力などの進歩で覆されちゃったもんなぁ。

そして、このミュージアムの見所はもう一つ。戦艦の設計技師たちのノートが公開されているのだが、これが面白いのだ。当時、戦艦(に限らず)の設計のトップを仕切っていた人たちの思いや考え、そして彼らがいかに凄かったのかを垣間見ることが出来る。

あと、大和じゃないんだけど、私がなんともやりきれない思いを抱いたのがこれ。水中特攻兵器海龍。

Tokkou

兵器というのは人殺しのための機械であるから、特攻兵器を特別視する必要はないのかもしれないが、私は特攻兵器を見ると、それを作った人の思いを想像せざるを得ないのだ。

敵を倒すための機械であれば、それは十分な大義名分がある。国のため、守るべき人のため、自分を納得させることもできるだろう。しかし、特攻兵器は、自分の作った機械に乗った人間がほぼ確実に死ぬのだ。それを作れと命令され、その命令に従わざるを得なくなった技術者は、これをどんな思いで設計し、製作したのだろうか? 特に操縦者が座る椅子や操作レバーなど、これから死にゆく人が触れる部分を設計、製作する人って、時に泣きながら仕事したんじゃないんだろうか。

そんなことを考えると、なんとも言えない気持ちになるのだ。

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