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2011年1月20日 (木)

松代の地下壕とピラミッド [長野]

松代というと、武田信玄と上杉謙信が川中島で戦ったときの武田側の拠点である海津城(松代城)があったなど歴史的な背景のある街で、めちゃくちゃ混雑するわけではないものの、古い街並みを見ながら散歩するにはちょうどいい町である。

また、松代には戦国時代、江戸時代だけでなく第2次大戦の歴史を語る文化財も残っている。東京の空襲が激しくなったため、首都機能を疎開させるべく松代にいくつかの地下壕が掘られたのである。そのうち、象山の地下壕については今でも中を見学できるようになっていて、それとあわせて当時の時代背景や実際の工事の様子などを知るための記念館もある。

Igou1

当時の技術では巨大な地下空間を構築するのは難しく、縦横に掘られたトンネルといった趣で、実際に見学できるのはそのうちのごく一部であるものの、その広さの片鱗を感じることはできる。

地下壕の奥まで行くと行き止まりの金網が登場し、その奥へ進むことは出来ない。地下壕内はかなり崩落が進んでおり、見学可能なコースは崩落を防ぐための追加工事がなされている。

Igou2

地下壕を見終えた後は、近くにある記念館を訪れて、当時の時代背景とともに地下壕を掘るに当たって使われた道具や工事に携わった人たちの資料にふれて、当時の様子を想像してみるといいだろう。

松代というと、もう一つ。一部に有名なスポットが存在する。皆神山頂上の神社なのだが、そこの駐車場に面白いことが書いてある看板があるのだ。

Minakami1

Minakami2

Minakami3

非常に読み応えのある文章だが、実際に読んでみるとどこから突っ込んでいいものやら。

ここに一部を抜粋して紹介すると、

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世界最大で最古の皆神山ピラミッド

・皆神山の造山方法はエジプトのピラミッドのように人の労力ではなく初歩的な重力制御技法(部分的干渉波動の抑圧)により、当時長野盆地が遊水湖沼となっておりその岸のゴロタ石等堆積土砂石を浮上させ空間移動させるといったダイナミックな方法でした。

  <<以下略>>

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ピラミッドとあるものの、皆神山は普通の山であり、頂上に至る道も狭く険しい。重力制御技法というと胡散臭いが、皆神山周辺で重力異常(といっても石が浮くようなものではなく、計測器の計測結果を見て「あれ?」と思う程度)が見られるのは確からしい。皆神山周辺の地下数キロを震源とする松代群発地震のメカニズムについてもよく分かっていないらしく(火山活動があるわけでもない)、この群発地震を契機に(象山と時を同じくして別に掘られた)地下壕には気象庁精密地震観測室と松代地震センター(こちらは気象庁と文部科学省、長野県など複数の管轄)とが接地された。

長野の善光寺参りのついでなどに立ち寄ってみてはどうだろうか?

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