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2010年12月

2010年12月31日 (金)

年末は工作でもして

仕事も一段落したので、年末は工作して過ごした。

趣味でPICやらH8やらSH2なんかで遊んだりしていたけど、最近のお気に入りはAVR。で、AVRといえばArduinoが気になっていたので、Arduinoのボードを作ってみた。

Arduinoというのは、ワンチップマイコンを使用したコンピュータボードで、趣味の工作として使いやすいよう工夫がなされている。ボードそのものを買うことも出来るが、オープンソースハードウェアという形で回路図も公開されているので、回路を自作することも可能だ。何よりありがたいのは、しっかりした開発環境がタダで利用できることと、世界中でArduinoが使われているのでライブラリが充実しており、ちょっとしたことなら本当にあっという間にプログラムできてしまうことである。それに、専用のライタがいらず、USBでPCとつなぐだけでプログラミングできてしまうというのも便利だ。まぁ、自作するに当たっては結局ブートローダと呼ばれるソフトを書き込むためにライタが必要になるのだが。

最近はMakeなどの科学工作系雑誌でも取り上げられているし、ニコニコ動画などにもArduinoを使った作品作りの様子が投稿されているので名前くらいは知っている人もいるかもしれない。

Arduino

http://ja.wikipedia.org/wiki/Arduino

PICやH8などのワンチップマイコンでも(処理速度やメモリ容量に差はあれど)基本的には出来ることは同じだが、ソフトを書き込んでテストする段階までに到達するハードルは格段に低くなっているのがうれしい。

最近の状況はよく分からないが、私がPICをかじった10年ちょっと前はCコンパイラが有料だったため、プログラムはアセンブリ言語を使用していた。秋月で有料のCコンパイラを買ってみたが、これもバグだらけで正しいコードを生成しないことが多々あり、逆アセンブルして解析するといったことを繰り返すうちにアホらしくなって放置。2万円くらいするCコンパイラだともう少しマシだったらしいが。

その後、私が使ってみたH8はCコンパイラを含む開発環境がタダで手に入ることもあって非常に使いやすかったが、処理速度などの点でSH2のボードが秋月で出回るようになると興味はそちらにシフトした。その頃に知ったのがAVRで(使い物になる)C言語の開発環境がタダで手に入ること、コスト的にも優れていることなどもあって、遊びでボードを作ったりした。

で、ArduinoにもAVRが乗っていると知って興味が出てきた、というのがここに至るいきさつである。

ボードの製作であるが、まず回路図を手に入れる必要がある。Arduinoの総本山のページから回路図をダウンロードすることも勿論可能であるが、回路を自作するにあたり一番参考になったのはこのサイトである(参考にしたのはDuemilanoveタイプ)。

http://robo.mydns.jp/Lecture/index.php?Arduino%2FArduino%20%A4%CE%BC%AB%BA%EE

回路図へのリンク

http://arduino.cc/en/uploads/Main/arduino-duemilanove-schematic.pdf

製作するにあたり、まずはブレッドボード上で動作を確認することにした。

Bb01

この写真にあるブレッドボードの上半分を使ってArduinoのテスト回路を製作した。困ったのは、クリスタルなどをどうやってブレッドボードに配置するかだが、結局基板とソケットピンを使ってブレッドボード用のクリスタルユニットを作ってみた。

Crystal

USB-シリアル変換には秋月の変換モジュール(950円)を使用

Usb_s

改めて思ったけどブレッドボードって本当に便利。サクサクサクっと回路ができちゃう。回路が出来たら、次はソフトウェアのダウンロードだ。

Arduinoのソフトも勿論無料で手に入る、オープンソース万歳。

http://arduino.cc/en/Main/Software

PCにはこれをそのままインストールすればいいが、問題なのはブートローダのダウンロード。先ほどブレッドボードに作った回路は、じつはこのままではArduinoとしては動かない。回路上のAVR(ATmega168)にブートローダと呼ばれるソフトウェアをダウンロードする必要があるのだ。

ブートローダ自体は、Arduinoのソフトウェアのパッケージに入っている。ATmega168用のものであれば、Arduinoのフォルダ/hardwere/arduino/bootloaders/atmegaにあるATmegBOOT_168_diesimila.hex というファイルがそれである。

これをライタを使ってAVRに書き込んでやればオッケー。

ついでに、ヒューズビットとロックビットも設定する、私は

EXTENDED bit: 0xF8   High bit : 0xDF    Low bit : 0xFF

ロックビット : 0xFF

のように設定した。

これで製作終了、パソコンにUSBケーブルをつないでArduinoを起動し、プログラムの書き込みと動作の確認をする。

ここまでで、この回路で問題ないことを確認できたので、次はこれを基板上に作ってしまうことにした。このとき、USBのコネクタを直接基板にくっつけることで、Arduino基板そのものをPCのUSBコネクタに差し込めるようにした。こうした方がなんだかおしゃれでしょ?

Kiban

ユニバーサル基板に手配線で作るのは以外に手間がかかったけど、できてしまうと大満足。USB-シリアルの変換は秋月のユニットを使用すると高価なので、FT232RLと変換基板を使用した。電源はUSBからの供給か外部供給かをジャンパで選択できるようにし、外部供給電圧を5Vに変換するための3端子ジェネレータを基板上に配置している。といっても、ジャンパや3端子ジェネレータは写真のFT232RLの変換基板(写真で緑色の基板)の下に配置されているので見えないのだが。

最近は、基板上配置のチップ抵抗やチップコンデンサ、LEDが安価で手に入るので、こういう基板がコンパクトになるのは本当にありがたい。部品が小さいので半田付けには若干のコツが必要だが、少しの練習ですぐにできるようになるはずだ。

これで当分は遊べそうである。

ちなみに、最初から自分で作るのは大変な場合は買うことも可能である。電子工作を手軽に楽しみたい、あるいはアイデアを少しでも早く形にしたいという向きにはこういうのを利用するといいと思う。価格を見ると少し高いように思えるが、自作しても結局1000円くらいはかかってしまうのだ、その上製作やトラブルシューティングにかかる時間を加味して考えれば、こういう選択もアリだ。勿論、私は趣味だから自作するけど。

あと、参考書となると難しい。私が手元においているのは以下の2冊だが、ワンチップマイコンとなどんなもので、どんなことが出来るのかを知らないと内容的に難しいと思う。

 

一応初心者向けには以下の本だと言われているが、リファレンスとしての価値はともかく、前半のArduinoの哲学じみたお話はもう少し端折っても良かったように思う、哲学はともかくこういうのはとにかく手を動かしてやってみることが重要だと思うから。

こうしてみると、意外とArduino関連でバランスのいい本がないなぁ。結局、ネット上で情報を集めながらやるのが良さそう。あとは、Arduinoの開発環境にはサンプルプログラムがいくつもあるので、これを参考にすると結構ためになる。

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2010年12月27日 (月)

自作マルチシェードのテスト

12月の12日のエントリーに自作のマルチシェードを作ったことを書いた。

http://e-n.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-9cd4.html

こないだの休日に、この自作マルチシェードを車中泊に使ってみたので、その感想を書いてみることにする。

試作したマルチシェードは薄手のシートから作ったものなので、保温の効果については若干心配していたが、実際に使ってみてハッキリと効果を感じた。冬の時期は寝袋を使用していてもマルチシェードなしだと車内温度が急激に下がるので、寒さで目を覚ましてエンジンかけて車内温度を上げる必要が何度か生じたが、マルチシェードを装着すると寒さで目を覚ますことはなかった。

薄手のシートを使用したことによって外部の光が完全に遮断されることもなく、車内が真っ暗にならないことも長所だと感じた。車の外で誰かがいるんじゃないかという不安感は、完全な遮光をしているタイプの方が大きいように思える。薄手のシートだと、車の外に人影がある場合はそれとわかるので、潜望鏡のない潜水艦の中にいるかのような不安感はおきない。一方、薄手のシートだからといって車外から車内が透けて見えることはない。

また、朝に周囲が明るくなったことを知ることが出来るのも薄手のシートの利点だと感じた。時計を見ることなく、感覚的に朝を知ることが出来るのは(プチ)アウトドアの楽しみの一つである。

そして、窓ガラスの結露がかなり抑えられ、出発までの時間が短縮できた。結露を完全になくすことは流石に出来ないが、広い窓ガラスの内側を拭いて、ドライブに耐える透明度を回復するためには結構な時間がかかる。それが半減できるのはやはり大きい。

一方でいくつかの問題点を感じた。

まず一つが、収納の問題である。材料として薄手のシートを選択したのは、加工のしやすさもさることながら、収納スペースのことを考えてである。小さく折りたたんで収納することを考えると厚手のシートは適さない。ところが、薄手のシートとはいえ小さく折りたたむのは意外と難しく、思ったほど小さくは収納できない。

次は、隙間が思った以上に気になることである。銀シートを窓より少し大きめに切って作っているのだが、大きすぎても隙間の原因になる。マルチシェードを使う以前は、寝顔をさらしていたにも関わらず、いざマルチシェードを使ってみるとちょっとした隙間が気になるようになったのだ。とりあえずは、窓に対して大きすぎる部分を少し切り込んでいい塩梅を探ることから始めてみようと思う。

最後に、マルチシェードの固定は吸盤を使用しているが、これが外れてしまうことが問題だと感じた。先の隙間が気になる問題にもつながるのだが、それ以外にシェードが外れた部分の周囲はガラスが結露し、出発時のガラス拭きの手間が増えるのも問題である。外れる癖のある吸盤は決まっているので、外れやすい吸盤を別のものに交換することと、外れやすい吸盤の周囲のシートが窓に対して大きすぎないか(シートが大きすぎるとシートが吸盤をはがす方向に力を出してしまうことも考えられる)を検討し、場合によっては適正な大きさにカットする必要もあるだろう。

そんな感じで改良し、使用テスト第2弾をしてみようと思う。

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2010年12月20日 (月)

ブッシュの打換え問題

古い車に乗っていると、ゴム部品のヘタリが気になってくる。特に走りに関係のある部分のヘタりは感覚的にも分かりやすいので、ここを新品に交換すると乗り味の変化(本来の形)が体感しやすい。

そこで、ブッシュの打換えをしたいところだが、ブッシュの価格自体は大したことない(とはいえ、数が多いのでそれなりにはなる)にもかかわらず工賃がベラボウに高くなるので二の足を踏んでいる人も多いと思う。

そこで、これをなんとか自分で出来ないかなぁ、と考えてはいるのだが。できれば、メンバーを下ろして、油圧プレスのところまで運んで...という面倒なプロセスを経ずに。取り外す部品は最小限で済ませたいところ。

うーん、今考え中。リアデフのブッシュは買ってしまったから、まずこれをなんとかしなければ。

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車内の整理

私は部屋でも車でも整理整頓が不得意である。

ところが、ドライブの楽しみを広げるために車に色々と積んでいるうちに、車内の荷物の収集がつかなくなってきた。そこで、車内の荷物の整理を行うことにした。

まず行ったのが、車載工具の仕分けである。私は出先でもある程度の整備を行うことが出来るように車についてきた工具のほかに、色々な工具を積んでいる。ソケットレンチのセットや、ちょっとした予備部品、電動の空気入れなど、旅先であってもあれば重宝するようなものは積極的に載せてきたが、ここにきて「いくらなんでもこれはいらないんじゃないか?」というものが増えてきたからである。

例えばこんなもの

Pad640

これは、ブレーキパッドを交換するにあたり、ブレーキパッドを押し付ける油圧のピストンを押し戻すための工具である。当然、パッド交換のときにしか使わない。

こんな工具を積んでいると言うことは、予備(古くなった)ブレーキパッドを一台分まるまる積んでいると言うことにもなるのだが、それほど大きくはない部品とはいえ1台分となると無視できないくらいには大きい上に、上記の工具は形状的に結構かさばる。そもそも、旅行先でパッドが減りすぎてどうしようもなったことはなく、サーキットなど緊急的に必要になる可能性が高い場合以外に車載しておくメリットはない。

そんなわけで、予備パッド及びこの工具は車載工具における仕分け対象となった。

また、ステアリングのタイロッドエンドを外すための工具も車載していたが、これも、今までに一度しか使ったことがなく、常時車載しておく意味がないので仕分け。点火プラグも、交換によっていらなくなったプラグを予備として常時車載していたが、これも今までの使用実績ゼロであることから仕分け。

そんな感じで次々と仕分けした結果、車載の工具入れを2/3程度にダウンサイジングすることができた。

さらに、先日のエントリーで紹介した、携帯型のガスコンロなどはガスボンベや、トースターアタッチメントなどとともに100円ショップで買った樹脂製のケースに納めて持ち運びが楽になった。また、今までダンボールの中にごちゃごちゃ入れていた電気ポット、粉末コーヒーやインスタント食品などの食品類、紙コップや樹脂製のフォーク、車内清掃用のコロピタや髭剃り及び髭剃りジェルといった「車に住むための」グッズは、用途別にそれぞれ100円ショップの樹脂製のかごや袋に入れて整理し、車内が多少スッキリした。

これで、その時々のドライブに必要なモノ、必要でないものの積み下ろしが楽になり、また必要なときに必要なモノがすぐに取り出せる体制を整えることが出来た、と思う。

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2010年12月18日 (土)

オイル交換

今日はオイル交換をした。

インプレッサは、オイル交換をマメにする必要があると言われており、私は3000km程度に一度エンジンオイルを交換することにしている。幸い、近所に5W-50の100%化学合成油を安く売っている店があるので、オイル自体はそこで購入するのだが、残念ながらその店にはオイル交換サービスがなく、他店で交換してもらうとおなじみの持ち込み料がバカにならない。

そこで、ここ10年くらいはオイル交換を自分でやることにしている。

また、インプレッサはトランスミッションのオイル(以下ミッションオイル)も頻繁に交換する必要があると言われている。私はエンジンオイル交換2回に対し1回の割合でミッションオイルの交換をするようにしている。そのときは、オイルエレメントも交換することにしている。

さて、オイル交換といえば車のジャッキアップだが、私の家の事情でガレージジャッキが車庫から離れた物置にあるため、ジャッキアップのための準備が結構大変で、できれば手抜きをしたい。エンジンオイルとエレメント、そしてミッションオイルを交換するときは車をジャッキアップして、車体下のプラグからオイルを抜くしか方法がないが、エンジンオイルのみの交換のときはポンプを使ってエンジンオイルを吸いだすという方法で、エンジンオイルを抜き取ることが出来る。

オイルチェンジャーとかオイルエキストラクターといった名前で売られており、値段は5000円くらいから20000円程度。高いものの方が品質はいいのだろうが、プライベートで使うには安物でも十分。私は近所の店で5000円くらいで買ったものを使っているが、6年以上使ってもまだ現役で活躍している。

今朝はかなり気温が低かったので、エンジンオイルの粘度がかなり高く、オイルを抜くのに時間がかかってしまった。寒い日は、オイルの粘度を下げるために、軽くエンジンをかけてオイルを温めることが考えられるが、このタイプのオイルチェンジャーは樹脂製のパイプをオイルゲージ穴からエンジン内部に突っ込む必要があり、個人的にはエンジンを止めた直後にエンジン内部に樹脂パイプを突っ込むのは気持ちが悪いので、抜けの悪さに耐えつつ寒い中ポンプを動かし続けた。

オイルを抜いてしまえば、あとは新しいエンジンオイルを入れるだけである。こちらは簡単。今回はかなりしつこくオイルを抜いたので、買っておいたオイル4リッターを全部使い切ってしまった。

なお、エンジンオイルを抜くためのポンプとして、電動のものも売って入るのだが、個人的にはこちらはお薦めしない。手動のオイルチェンジャーは負圧をかけてエンジンオイルを抜き取ることが出来るのだが、電動式のものは負圧を作り出すのではなくすでにポンプの中にオイルが充満していることを前提に設計されている。

ところが、何らかの事情でポンプとパイプのオイルが抜けてしまった場合、再び内部をオイルで満たすのは結構面倒で、しかもオイルが切れた状態でポンプを動かすと最悪の場合、ポンプ内部の羽根車(あるいはギヤ)が熱で溶けて固着してしまいポンプそのものがオシャカになってしまうのである。私は一度それをやったことがある。

また、ポンプを回すためには電源が必要であるが、オイル交換中にエンジンを回すわけには行かないし、電源をバッテリーから直にとるとバッテリー上がりが心配と言えば心配である(インプレッサは大型のバッテリーが搭載されているのでその心配はほとんどないが)。

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リアルロボットの思い出(その3)

今日もリアルロボットの話題。先日のエントリーは、個人的な記憶と思い出を書き連ねたものだが、今回は「リアル」ということについて考えてみたい。

ガンプラを「リアル」に仕上げるとは、実際の機械としてどのように運用されるのかの考証を行い、説明書(アニメ)の指定色ではなくより現実の機械にありがちな色を使って、なおかつ使用感もあわせて塗装で再現し、整備用の注意書きなどを書き込みあるいはデカールで再現し、運用上必要と思われる手すりや滑り止めを追加するなどである。一言で言えば、現用の機械の延長線上に見えるよう演出することであった。

それが、ダグラムにおいては、アニメ作品の世界そのものが「リアル」の文法で作られていた。つまり、アニメ作品の中に登場するロボットそのものが現用の機械(兵器)の延長線上のものとして作られ、ヘリやジープなどの現用世代の兵器とともに運用されるという世界観を構築した。その後番組であるボトムズのメカ設定も基本的には同じアプローチである(ボトムズについては、後述する世界観に合わせた「リアル」という側面もあるにはあるのだが)。

ザブングルも、ダグラムとは異なるアプローチではあるが、メカの世界観に関しては現用の機械(こちらは我々が日常の足として使用している車)と同じ燃料、同じインターフェイスで動くという設定空間を構築し、そこからデザインされたロボットは人型を大きく外し、車、トラクターなどの農業機械、建設機械などを思わせるディテールをまとっていた。

ダンバインや、エルガイムは、リアルロボットとはいえ現用の機械とは全く異なるモノとして設定されている。ダンバインやエルガイムを「リアル」とするかどうかについては賛否両論あるだろうが、両作品に共通して言えるのは、その世界観の中では十分に成り立つよう設定されており、世界観とセットで考えれば「リアル」であるといえる。

さて、当時たかだか中学生であった私にとって「リアル」といえば、ダグラムやボトムズのアプローチであった。トラック型の兵員輸送車とコンバットアーマーや、装甲車とATを組み合わせたダイオラマの持つ説得力は、まさにホンモノがすぐにでも実現できそうだったのだ。

ところが、実際に機械を学び、そして実際に作る側に回ったとき、現用の機械と行動を共にするロボットというものに違和感を覚えたのだ。つまり、10mもの2脚歩行ロボットが当たり前のように運用されている世界において、正規軍の兵士の足がジープだったり、戦闘用の航空兵力が現在(というより、80年代当時)の戦闘ヘリとほとんど同じようなものであり得るだろうか?という問題意識が出てきたのである。

ソルティックやアビテートの技術者が頑張ってコンバットアーマーの研究開発をしている間、車両や航空機メーカーの人間は何をやっていたのか?あいも変わらずジープとヘリばっかり作り続けていたのか?そんな怠慢が車両メーカーと航空機メーカーに限ってゆるされていいのか? いや、ソルティックはもともと航空機メーカーという設定だから、コンバットアーマー部門の技術者が散々苦労している間、航空機部門の技術者はのうのうと今までと同じものを作り続けていていいのか? コンバットアーマー開発の部門からクレームがつかなかったのか? など、色々と考えてしまう。

その思いは、中学生のときの思い出とともに美化されつつあるダグラムを見たときよりも、同じ路線の「リアル」を追求した「新機動戦記ガンダムW」を見たときによりハッキリと感じた。もう笑っちゃうくらいに、つかガンダムWは大笑いで見ながら楽しんだわけなんだが。

そう考えると、ダンバインやエルガイムのような「世界観とのマッチングをもってリアルとなす」考え方の方が筋が通っているように思えるのだ。ロボットが開発され、進化していく中で、現用の機械がそのままの進化を止めているはずがない。必ず何らかの進化があるはずだ、という考え方は非常に説得力を持つ。

現用兵器とロボットが共存する世界観を構築しつつ、(苦しいながら)設定上うまく折り合いをつけているのが「フルメタル・パニック」かな、と思うのだが、時代を超えた天才の存在を設定するくらいアクロバティックなことをしなければ2脚歩行ロボットと現用兵器が共存する世界を成立させるのは難しいという証左なのかもしれない。

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2010年12月17日 (金)

リアルロボットの思い出(その2)

リアルロボットの思い出と題して、1980年代初頭に起こったガンプラブームと、それに続くリアルロボットのブームについて思い出話を書き連ねたい。

前回は、「太陽の牙ダグラム」と「戦闘メカ ザブングル」の話で終わった。前回のエントリーではしなかった話であるが、ガンプラによって始まったリアルロボットブームは、ダグラムとザブングルによって一段上のステージに上がった。ガンプラをリアルにつくる、つまりモビルスーツがもし本当にあったならばを考証し、現用兵器の模型の方法論を応用して仕上げると面白い、ということが分かってブームを巻き起こしたガンプラだが、今度はその方法論をそっくりそのままアニメ作品に応用したものがダグラムであると見ることが出来る。ここで、リアルロボットブームを次のステージに進めたわけだが、ダグラムのプラモは、非常に精巧に出来てはいたものの、必要に応じたアレンジはともかく設定に忠実であり設定以上の作りこみをしなかった。ザブングルの1/100シリーズのプラモは、設定以上をプラモのメーカー側でやってしまったことで、さらにリアルロボットシーンが加熱していくきっかけとなったといえよう。

こうなると、次のステージに待っているものは、アニメの逆襲である。「戦闘メカ ザブングル」の放映終了後、この時間枠で新たに放映されたのが「聖戦士ダンバイン」であるが、異世界のロボット「オーラバトラー」のデザインは、これまでのリアルロボットの系列とは一線を画すもので、プラモメーカーのこれまでの方法論とセンスが追いつかなかったシリーズである。アニメ製作側はそんなつもりはなかったのだろうが、結果的に「ザブングルでそこまでやったのなら、これはどうかな?」といったデザイナー側からの挑戦だったように思える。そして、当時のプラモメーカー(バンダイ)は、それに十分応えられなかったのではないだろうか? でも、バストールとボチューンは結構頑張ってたけど。あと、ズワースも少しいじるだけで結構カッコよくなったんだよね。

一方、「太陽の牙ダグラム」の後番組として始まった「装甲騎兵ボトムズ」は、ダグラムをさらにリアル方向に押し進めたもので、ロボットのサイズは4m程度、主人公メカが存在せず、主人公はその辺に落ちているマシンを使って戦う、という当時共有されていた『リアル』を徹底的につきつめた作品となった。

余談になるが、この身長4mというのは中々うまいところをついた大きさで、これはデザイナーの大河原氏の考察による功績とも言える。つまり、このサイズはロボットアニメとして成立しうるミニマムのサイズのロボットはどんなものか、という問いに対する答えでもあるのだ。ロボットアニメとして成立しうるサイズ、というのは言い換えれば操縦型のロボットとして成立しうるサイズということになる。ロボットアニメは当然敵の攻撃により腕が破壊されたりするが、そのときに登場している主人公の肉体にダメージが及ばない最低限の大きさ、パワードスーツのように装着でなく搭乗して操縦するロボットとしての最低限の大きさ、それがロボットアニメとして成立するミニマムサイズということになる。

ボトムズにおけるデザインは、ダンバインほど革新的なものではなかったが、大きさの設定、人が使う機械としての細かい設定やギミックなど、こちらもデザイナーサイドからプラモメーカーへの挑戦ともとれるような設定をつきつけたのである。ボトムズのプラモ化を引き受けたタカラは、この挑戦に立ち向かい1/24スコープドッグシリーズという伝説的なキットを生み出す。このキットを模型屋で手にしたとき、また新たな扉が開いたような錯覚を覚えたものだ。ただ、スコープドッグシリーズ以外のAT(ボトムズにおけるロボットの体系)については、デザインにプラモ開発の技術とセンスが追いつかず、ダイビングビートルやベルゼルガといった水陸両用ATでは苦しい出来となってしまっていたのが残念。

ダンバインのプラモは、イマイチ触手が伸びるようなものではなかったためほとんど買わなかった(あれ?全然買ってないかも)が、ボトムズは1/35シリーズを中心に買いまくった覚えがある。ボトムズがきっかけとなって、1/35のミリタリーミニチュアにも手を出すようになったし、ボトムズのプラモに教えられたことは多い。

この頃になると、リアルロボットのブームもピークを過ぎており、何でも製品化されるということはなくなっていた。ダンバインにおいては、後半のビアレス、ライネック、そして主人公と最後の死闘を演じるオーラファイター・ガラバもとうとう模型化されなかった。一方のボトムズも、第3クール以降のATは全く模型化されず、かろうじてストライクドッグが模型化されたにとどまった。

MGの特集記事においては、このリアルロボットブームのピークを「夏至」と呼んでいたが、あの時代の空気をこれ以上的確に言い表した言葉はないだろうと思う。そして、後から振りかえって「夏至」がいつだったのか、というとMGの特集記事で述べられているように1/100ウォーカーギャリアが発売されなかった事件の前後だろうと私も思う。

そして、1984年に入ってプラモを買っていたアニメというと「重戦機エルガイム」だけになっていた。他にも、「宇宙漂流バイファム」などを見ていたが、プラモはエルガイムシリーズのみ。

エルガイムはダンバインの放映終了後に放映が始まった作品で、当時無名だった永野護を全面的に起用するなど意欲的な作品であった。ダンバインのようなファンタジー然とした世界観ではないものの、それまでのリアルロボットとは大きく違うデザインラインを持つHM(=ヘビーメタル:エルガイムの世界におけるロボットの呼び名)は、やはり模型化が苦しかったようで、無改造で満足できるプラモが少なかった(アローン、グライア、バルブドなどB級HMは何故か出来が良かったけど、バッシュ、アシュラテンプルは苦しかったな。A級だとグルーンかヌーベルディザードが良かった、って結構多いか)。エルガイムという作品とHMとの出会いは私にとって大きかったのだが、それはまた別の話。今では永野デザインを崇拝する永野教徒。

エルガイムを見ていたのが、私が中3のとき。高校に入ると部活動が忙しくなり、そのあとのZガンダムをちゃんと追っかけられなくなり、以後のレイズナーやガンダムZZはほとんど見なかった。
今にして思えば、レイズナーは見とくべきだったと思うが、ビデオデッキがなかったのだからしょうがないね。

Zガンダムの時代になると、プラモを買うために入荷日に模型屋をチェックしたりすることはなくなり、比較的普通にプラモを買えるようになった。ある意味正常な状態に戻ったのである。Zガンダムの作品としての面白さとは別に、リアルロボットのブームの終焉はZガンダムの放映開始からしばらくしてから、というのが私の捉え方である。それは、私自身がリアルロボットのキットの購入を控えるようになった時期でもある。

と、まぁダラダラ書いてしまったが、懐かしい話を思い出すままに書いたこともあって全然まとまってないな。
まぁいいや、結構書いてて楽しかったから、またこういうのやろうっと。

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2010年12月16日 (木)

リアルロボットの思い出(その1)

少し前にtwitterでつぶやいたことだが、80年代初頭に起こったリアルロボットとそのプラモについての思い出話をしようと思う。

モデルグラフィックス(以下MG)の(2010年)6月号の特集「リアルロボットジェネレーション」を読んで、当時小学生高学年から中学生を過ごしたあの時代を思い出して、なにか書かずにはいられない気持ちになったのでtwitterにpostしまくったのだが、どうにも不完全燃焼なのでここでもう一度燃えつきて成仏するつもりで書いてみようと思ったのだ。

twitterと違ってまとめて書くことができるので、MG6月号の特集記事からも適宜引用しながら書いていくことにする。といっても、多分まとまらないと思うので、ダラダラと思うに任せて書くことになるだろう。

MGの特集記事にもあるように、ある時期を境にガンプラの入手が難しくなった。記事によると1981年の年始あたりから、とある。当時、スケールモデルしか作らなかった私の感覚でも、ある時期まではどこの模型屋の店頭にも「量産型ズゴック」「量産型ザク」といった文字をよく見かけていた記憶がある。アニメなのに「量産型」ってのもすごいな、と思ったものだ。それと同時に「それじゃあ、量産型でない型ってのはなんなんだろ?」とも思っていた、当時はシャアというキャラクターの存在も知らなかったのだ。そのうち、よく見かけていたはずの量産型ザクや量産型ズゴックのプラモが姿を消した。当時はなんとも思っていなかったが、今にして思えば。それがブームの到来による品切れだったのである。

さて、本格的な話をする前に、大まかな時代背景を記しておく。情報ソースはMG6月号。

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1980年 8月 バンダイから1/144ガンダムを発売

1981年 3月 劇場版「機動戦士ガンダム」公開

     7月 「機動戦士ガンダム II 哀・戦士」公開

        ホビージャパン別冊「HOU TO BUILD GUNDAM」発売

        アリイ ザ・アニメージシリーズをスタート

     10月「太陽の牙ダグラム」放映開始

1982年 2月「戦闘メカ ザブングル」放映開始

     3月「機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙」公開

     4月「SF3Dオリジナル」がホビージャパン5月号にて連載スタート

     5月ホビージャパン別冊「HOU TO BUILD GUNDAM 2」発売

     10月「超時空要塞マクロス」放映開始

1983年 2月「聖戦士ダンバイン」放映開始

     4月「装甲騎兵ボトムズ」放映開始

     7月「超時空世紀オーガス」放映開始

     10月「特装騎兵ドルバック」「銀河漂流バイファム」放映開始

1984年 2月「重戦機エルガイム」放映開始

        ニットーから「SF3D」キット化

     4月「巨神ゴーグ」放映開始

       「超時空騎団サザンクロス」放映開始

     7月劇場版「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」公開

     10月「機甲界ガリアン」放映開始

1985年 3月「機動戦士Zガンダム」放映開始

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私が当時見ていた作品もあるし、名前しか聞かなかった作品もあるし、イデオンとガンダムに関しては本放送はリアルロボットアニメ(というよりプラモ)のブームとはあまり関係ないので記載しなかった。

MGの記事と私の印象とで食い違いがあるのが、ガンプラを模型屋で見かけなくなった時期について。

私の記憶では、ガンプラブームの火付け役は「HOW TO BUILD GUNDAM」だったように思うが、記事によるとその前からガンプラは手に入りにくくなっていたとある。この点、私はガンプラへの参入が遅く1981年の8月終わりくらいなので、おそらく記事が正しいのであろう。

私が最初に買ったアニメプラモが、たまたまスーパーで見かけた1/144グフと1/144ジムであった。可動部のないスケールモデル(レベルの1/72の爆撃機なんかは可動部が多くて楽しかったが)と比較してあちこち動くのが楽しかった。それ以降、製作の中心がスケールモデルからガンプラにシフトしていった。

当時は、夕方にガンダムの再放送もやっており、再履修の機会は多かったのもガンプラを作る小学生を増産することに寄与したと思う。当時は、ビデオデッキが各家庭に普及しておらず、大半の子供にとってテレビ番組は生で見るものだったのだ。

当時は、小学生が普通に接着剤入りのプラモを組み立て、クラスにいる男子の1/3が色を塗って仕上げていた(上手、下手はともかく)。プラモは、今からは信じられない裾野の広い分野だったのである。

当時感じたガンダムの面白さは、まだまだガンダムが超兵器的な(スーパーロボット的な)側面があったにせよ、主人公メカも敵のロボットも同じ「モビルスーツ」という兵器体系の一つである、という設定。つまり、軍隊どうしの戦争を描いていた部分と、宇宙や、無重力、巨大ロボットのある世界の演出が優れており(例えば、宇宙船が被弾して穴があいた時に、応急的に空気漏れを防ぐための瞬間硬化樹脂とか)、子供心にリアルさを感じたものである。

また、ガンプラの造形がよく、劇中で活躍するモビルスーツの特徴をよく捉えていたことや、「HOW TO BUILD GUNDAM」によって、実在する兵器のような仕上げをすることで、ますますカッコよくするという遊びがとんでもなく面白かったのだ。

あの当時、私が好きだったモビルスーツはドムだったなぁ。黒い三連星が繰り出す連携技「ジェットストリームアタック」もカッコよかった。たった2話くらいで全滅しちゃうんだよな。中盤から出てくるモビルアーマーがカッコよくて、モビルスーツよりむしろそっちに目が行ったり。

10月から「太陽の牙ダグラム」の放映が始まり、少しずつ見るようになったがこちらも面白かった。毎週見る、というほどの熱量はなかったが、陸戦専用で空を飛ぶためにはオプションで滑空用の羽根をつけるなどのアイデアも面白かった。何より、ソルティックがカッコよかった。私が初めて買ったダグラムシリーズのキットも1/72のソルティック。発売が1982年の2月ごろで、随分待ったような記憶がある。その頃から、少しずつガンプラからダグラムへシフトしていった。

ガンプラも1月に発売されたボールや旧ザク以降は1/100シリーズの充実や、モビルアーマー、支援メカの充実がメインになって行ったように記憶している。1/144マゼラ・アタックが好きで3つくらい買った。7月ごろにブラウ=ブロが出て、MSVとかを除けば多分これが(1st)ガンダムの最後のアイテムだと思う。

丁度その頃、ダグラムシリーズでは1/72のクラブガンナーが発売になり、以後輸送用トレーラーや、デザートガンナーやデューイ戦闘ヘリなんかも製品化されることになる。

ダグラムシリーズの面白い、あるいはかなり狂っているところは、アニメに出てくるロボット(コンバットアーマー)だけでなく、支援メカもどんどん立体化したところ。このあたりの評価は賛否両論で、MG記事では「ロボットしか買わなかった」と書いてあったが、私はこういう支援メカをより好んで買っていた。現用兵器のようでいて、それでも現用兵器とは違うカッコよさが好きだったのだ。今でもマベリックのプラモを見かけたら買っちゃうと思う。1/72と1/48でのシリーズ化という、スケールモデラーの心をくすぐるシリーズ構成も嬉しかった。

また、ダグラムのプラモは非常に意欲的で、コクピットに透明パーツを使用したり、デカールを付属していた。これは当時としては画期的で、「HOW TO BUILD GUNDAM」の方法論そのものをキットとしてパッケージに納めた作りになっている。また、キット自体も(工業製品的な意味で)非常によく出来ており、複雑すぎないパーツ割、気持ちよく合うパーツなど、バンダイの製品群と比較しても明らかに上だった。バンダイが透明パーツやデカールを標準で付属させるのは「戦闘メカ ザブングル」のシリーズ以降で、半年以上(1年近く)バンダイを先行していたのだ。

ザブングルシリーズで1/100スケールで最初にキット化されたのが脇役のトラッド11。このアイテム選択もさることながら、白地にメカというタミヤのMMシリーズを思わせるパッケージにも度肝を抜かれた。このキットの小さい箱を開けたときの驚きは今も忘れない。繊細に彫刻されたリベットや滑り止めの凸モールドなど、アニメどころか設定書にもないモールドがてんこ盛り、確信犯的な暴走であることが当時中学生であった私にも感じられた、本当にホットなキットだったのである。

ただ、ザブングルシリーズは2つの意味で残念なシリーズだと私は感じている。一つは、このいい意味での暴走が長くは続かなかったこと。小型のWM(ウォーカーマシン)は細かいところまでかなり気を配ったキットだったが、大型のWMのキットの中には、パーツの合いが悪かったり、リアルさを求めて劇中のデザインに拘泥しない路線が行き過ぎてカッコ悪くしてしまった例もあるのだ。ガラバゴスタイプ、ああ、ガラバゴスタイプ。今でも再販されたガラバゴスタイプを見て残念がってる。買うべきか、買わざるべきか。欲しいけど、どうせ作らないよな。

もう一つの残念は、1/100で後半の主人公メカであるウォーカーギャリアが発売されなかったこと。MGの特集でも話題になったけど、私にとってもショッキングだった。理由の一つは、私が1/100だけしか買っていなかったこと。もう一つが、1/100のザブングルを買わないくらい主人公メカが嫌いだった私が、ギャリアだけは気に入ったにも関わらず発売されなかったということ。騒いだところでどうにかなるとは思わなかったから、メーカーに電話いれたりはしなかった(知り合いで本当にメーカーに文句言った奴がいる)が、本当に残念だったのだ。

まぁ、あれから20年したらバンダイさんが出してくれたけどね、R3で。私も買って成仏したクチ。

そんなこんなで、1982年はダグラムとザブングルで過ぎた一年だった。ウォーカーギャリアの1/100での製品化が見送られたこともあり、ザブングル熱は1982年内で収束、ダグラムは1983年の夏ごろまでキットのラッシュが続いたので最後まで付き合うことになった。1/72のビッグフットとブリザードガンナーは今見ても欲しいと思う。

関係ないが、大学に入って所属した研究室の助教授の部屋に1/72のデザートガンナーのキットが置いてあった。歩行ロボットなどの研究をしている研究室だったのだが、学生への説明に使ったりしていたようだ。

一応、軽く触れておくと、私はマクロスを見なかった。日曜日の2時ごろという放映時刻がよくないのだが、日曜日は遊びに出かける日であり、遊びを中断してまでアニメを見たいとは思わなかったのだ。

とりあえずここまで

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2010年12月15日 (水)

プチアウトドア

ドライブに出かけたとき、食べ物の問題は割と深刻である。

近くの店で食べたり、コンビニなどで買って食べるなど選択肢は多いのだが、2日がかりのドライブなどでは飽きてしまうし、何よりも店のない田舎ではコンビニでさえ見つけられないこともある。

そこで、私はペットボトルに入れた水道水と、携帯式のコンロとクッカーを車に載せている。

Soto640

私が使用しているのは家庭用のガスカセットを使うタイプのもので、コンロ本体はコンパクトに折りたためるし、家庭用のガスカセットは非常に安いのでコスト的にも有利である。

人里離れた山の上などでお湯を沸かし、朝食のカップラーメンと食後の暖かいコーヒーを飲むのは、非日常感たっぷりで楽しいものである。

Cupramen640

Kaffee640

出先で、お湯を沸かせるだけでドライブの楽しみがグッと拡がる。ドライブのお供に携帯型のコンロとクッカー、これお薦め。

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2010年12月13日 (月)

大人のウィンタースポーツ

大人のウィンタースポーツ、というような題名の動画を投稿したこともありましたが、やっぱり冬になると雪道とか走りに行きたくなりますねぇ。

で、もう一つ、毎年行きたいと思っていて、ここ数年運良く行けているのが氷上走行会。

参考、女神湖氷上走行会

http://www.megamiko-center.com/mewdl/index.shtml

関東在住だと、この女神湖の他には八千穂や赤城山の小沼あたりが比較的行き易い。ネットで探して申し込みしやすいのは、この女神湖なんだけど。

今年も行きたいなぁ。

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2010年12月12日 (日)

マルチシェード?

私は、車でどこか遠くに出かけようとするときは平日を狙っていくことが多かった。仕事柄、休日を比較的自由に設定できるので、休日を避けた方が余計な混雑を避けることが出来て快適だからである。

ところが最近、高速が1000円になったこともあって土日を利用して遠くに出かけることも多くなった。そうなると、問題なのは渋滞をいかにして回避するかということで、渋滞ポイントを夜間の内にクリアしてしまおうという作戦に行き着く。

そのときに問題なのは、睡眠の問題である。前日に多少の睡眠をとっていたとしても、夜間ずっと走りっぱなしというわけにはいかない。必ず仮眠を取る必要が出てくる。

ところが、深夜の運転での仮眠というのは、睡眠時間的に仮眠と言うよりも車中泊に近いものとなってしまう。高速で渋滞が予想される区間をクリアするために多少の無理をした後で、しかも若干寝不足でもあることを考えると、その後の仮眠は数時間にも及ぶ。これはもう仮眠ではなく車中泊だ。

そうなると問題なのは車内の温度管理である。車のエンジンをかけっぱなしにできれば、夏でも冬でも快適な車内温度を実現できるが、たかが仮眠(実質車中泊)で無駄にガソリンを使うのは、経済的、環境倫理的にあまりやりたくない手段だ。エンジンを切った状態で車内をいかに快適に過ごしたい。夏場の暑さはまだしも、冬場は車内の熱を外に逃がさず、できるだけ暖かく過ごしたいものだ。

これまで、私は寝袋を積み込んで車中泊をしていた。安全のため、高速道路のPAを使うことが多いので、場所的に極端に寒いこともなく、真冬以外であればこれで十分であるが、それでもやはり寒いこともある。

ところで、最近は車中泊が流行っているらしく、書店に行くと車中泊のための本がたくさん並んでいる。旅行における最大の出費が宿泊なのだから、ある意味自然といえば自然な流れなのだが、車中泊ってやってみると意外な面白さがあるし、はじめてみると結構奥深くて面白いのだろう。

そんな中で、先に書いたような問題意識の人たちが沢山おり、彼らは熱が逃げる窓に断熱シートをはめ込んで車内の断熱するという方法で問題を解決しているようだ。

そのための製品も出ており、マルチシェードと言うらしい

https://www.aizu-rv.co.jp/store/multishade.html

夏場に使うサンシェードを、さらに発展させて全ての窓を隙間なく埋めるようにしたもの、という感じだが、断熱の効果だけでなく、外の光を遮断することで生じるメリットもあるらしい。言われてみればそのとおりで、高速道路のPAの照明がまぶしくて、眠いのに寝付けないということもあるし、比較的安全とはいえ車内で寝袋にくるまっているさまを他人に見られるのはあまりにも無防備である。

そこで、マルチシェードというわけだが、買うと高いし第一私の車用のものがない。そこで、自作しましょうというわけだ。実際、調べてみると適当な断熱シートを切り抜いて、それに100円ショップなどで手に入れた吸盤をつけてマルチシェードを自作している人も多い。時間はかかりそうだが、比較的手軽に出来そうだ。

そんなわけで、床にしいて使う薄手の断熱シートを3畳分購入し、100円ショップで吸盤とφ10ハトメ、ポンチ、ハトメパンチを購入し、お手製のマルチシェードを作った。

作り方は簡単で、新聞紙で型を作ってその通りにシートをカット、吸盤を取り付けたい位置にハトメを取り付け、そこに吸盤を固定するだけ。出来るだけガラス面を完全に覆うようにしたいので、型よりも一回り(1cm強くらいが適当だと思った)大きく切るのがコツであるようだ。

少し苦労したのがフロントガラス、思っていた以上に広く、また手が入りにくい上に新聞紙がうまく固定できないので型紙を作る段階から苦戦、結局新聞紙で大きさだけが分かる程度の型紙(と呼べるシロモノではないが)を作り、その大きさでとりあえずシートをカット。あとは、ガラスに現物をあわせつつ周囲を切り込んでいく、という方法で大きさと形を決定した。

他の窓は新聞紙で型紙を作ってから切り出す方が作業的にも楽だし、左右対称の窓が多いのでその方が早い。

そんなこんなで、約半日かけてマルチシェードを自作した。さて、どこに出かけようかな。

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2010年12月11日 (土)

タイヤの組み換え

タイヤを買うにあたり、安く買えるのは通販なのだが、買ったタイヤをどうやって組み替えるのかを考えてしまうことがよくある。

一応、量販店でも持ち込みのタイヤを組み替えてくれるところもあるのだが、2500円/本とか結構な工賃をとられてしまい、それにタイヤの廃棄料として500円とかとられると通販の旨みも半減である。実際には量販店の価格と通販でのそれは、もっと大きいので通販を使った方が安いことに変わりはないのだが。

そこで、今回はタイヤチェンジャーを貸してくれるところでタイヤの組み換えを行うことにした。

今回お世話になったのはここ、千葉市にあるGarage-Sさん

http://219.117.204.214/garage-s/

[2018.06.30 注記:現在は機材貸しサービスをしていないようです]

ここは、もともと個人の趣味で車をいじっている方が、折角の機械だからプライベーターにも使ってもらうことにしよう、ということで貸し出しているもの。

タイヤチェンジャーのみならず、バランサーも貸してくれるので、タイヤのバランス取りをすることも可能。バランス取り用の重りは実費で分けてくれるので事前に用意しなくてもいいが、常連さんは自分で持っているとのこと。

場所は全くの個人宅なので、最初は「ここかな~」という感じで通り過ぎてしまったが、カーナビがあれば正しく誘導してくれるはずだ。近づいたら携帯で電話をすれば、ガレージまで誘導してくれる。

タイヤチェンジャーを貸してくれるといっても、機械の使い方が分からないので(一応ネットで調べて段取りだけは頭の中にいれておいたが)、丁寧に教えてくれたので問題ない。自分でやるのが怖いようであれば、一本あたり500円+バランス取り500円の1000円でやってくれるので、そちらのコースを利用してもいいと思う。

私は、折角教えてもらえるのだから自分でやってみたい、とばかりにタイヤの組み換えに挑戦。教えてもらっているときは「ふむふむ」という感じだが、自分でやってみると意外に力が必要だったり、コツをつかむまでに時間がかかったり、手順を完全に飲み込めていないために工程を行ったりきたりと随分と時間を食ってしまった。(写真がないのは、作業中にその余裕が全くなかったため)

そのため、「これならやってもらっても良かったな」というくらいの金額がかかってしまったが、それでも安いし、何よりもタイヤ組み換えを体験し、手順を覚えることが出来たというのは大きい。今度も利用させてもらおうかと思った。

古いスタッドレスタイヤは、どこか安く引き取ってもらうつもりでいたが、帰り道に見つけたリサイクルショップで「う~ん」と言われながらも買い取ってもらえたのでありがたい。ふつうに引き取ってもらうと廃棄料がかかることを考えるとこれは大きい。

そんなこんなで、タイヤの組み替えもできることがわかったし、これからタイヤを換えるときはどんどん通販を利用しようと思う。また、次に組み替えるときは、車についているホイールを外して行うのではなくホイールごと持ち込んで作業した方が組み換え全体の作業時間を短縮できそうなので、以後はそうしよう。ワゴンはそれが(なんとか)できるので便利だ。

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2010年12月 9日 (木)

冬の準備

冬に向けて車の準備をする。

とりあえずは、タイヤをスタッドレスに交換した。とはいえ、交換したスタッドレスタイヤも既に5年以上前のものなのでそろそろ新品を用意する必要がある。出費の多い時期でもあり、金をかけたくないのだが、出先で雪に降られる可能性を考えるとケチケチもしていられない。

一方で、南関東在住だと生活圏で雪に降られる可能性は低いので、実質的にはスタッドレスタイヤを履いていたところで、都会のアスファルトにタイヤを削られてしまうのもまた事実。

そこで、今回のスタッドレスタイヤはダンロップのDSX2を選んだ。

雪上や氷上でもグリップ力が高いことを売りにしているが、kakaku.comなどのレビューを見ていると雪上や氷上での絶対的なグリップに対して評価している人があまりいない。そのかわり、舗装路におけるフィーリングやタイヤの持ちに関しての評価が多く見られ、基本的に舗装路上で使うことの多い私のような使い方には向いているのだろうと判断した。

ただ、表面の一皮を向くまでの慣らし運転が他のスタッドレスタイヤと比較すると長くかかりそうな印象。まぁ、本格的な雪シーズンまではまだ間があるし、それまでの慣らしを済ませておくことにしよう。

その前に、今週末は購入したタイヤを組み替えに行かなければ。

[2018.06.30 追記]

現在はダンロップ DSX2は入手不可能で。私は現在その後継である WINTER MAXX01を使っている。

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2010年12月 4日 (土)

GDB SpecC用の燃料ポンプ流用

今乗っているGF8インプレッサ(D型)の走行距離が14万kmを超え、燃料ポンプの寿命に近づきつつあり、そろそろ燃料ポンプを交換しなければならないという話は先日書いたとおり。

また、サーキットなどでのガス欠症状を対策するために旋回チャンバーの付いたタイプを装着したいという思いもあった。しかもできるだけ安く。

GC/GF用の旋回チャンバー付燃料ポンプはSTiから出ており、5万円くらいで手に入るのだが、問題なのはこれがE型以降でないとつかないということ。D型とE型以降とでは、燃料ポンプassyからのホース取り付け口の向きが異なるので、D型にE型用のポンプassyを取り付けようとすると、ホースの長さが足りないのだ。

それを回避するためには、ホースの長さを足してやるかあるいは、ホースの取り付け口を含む金具類をD型のものをそのまま使い、ポンプとチャンバーのみを流用するという方法が考えられる。

しかし、それをやるならもう少し安く出来る方法がありそうだ。GDB(C型以降)のSpecC用燃料ポンプには旋回チャンバーが付いており、また突出量も増やされているのだそうだ。しかも、お値段3万円ちょい。STiのものよりも2万円も安い。

そこで今回は、お得なGDB SpecC用の旋回チャンバ付き燃料ポンプを流用することにした。

手順としては以下の通り

  1. フロアから燃料ポンプassyにアクセスし、燃料ポンプへのコネクタを抜く
  2. エンジンをかけエンストするまで放置、これを3回程度繰り返す。エンジンを切ってから一晩くらいおくことでこの作業を省略することが出来る。この作業は、燃料配管の残圧を抜くためで、これをサボると燃料ポンプassyからホースを抜いたとたんに大量のガソリンがあふれ出てくることになる。車内はガソリンの海になる。
  3. 燃料ポンプを外した後は、車内に気化したガソリンが充満するので、それを防ぐために全ての窓を開いておく。
  4. 燃料ポンプassyからホースを全て抜く
  5. 燃料ポンプassyを外す
  6. 外した燃料ポンプassyから、燃料ポンプをはずし、金具のみの状態にする
  7. GDB SpecC用の燃料ポンプassyから燃料ポンプと旋回チャンバーを外す
  8. 6で外した(GC/GF用)の金具に7で外した燃料ポンプと旋回チャンバーを合体
  9. 8で合体させた燃料ポンプassyを車にとりつける
  10. ECUの学習データをリセットするために、バッテリーを外して30分くらい放置

それでは、実際の作業の報告である。

まず、燃料ポンプassyまでのアクセスであるが、ワゴンは楽チンである。セダンだと後部座席を外す必要があるが、ワゴンは床をはがすだけ。

Hosu1

コネクタを外し、燃料系統の残圧を抜くためにエンジンをかける。燃料ポンプは動かないので、しばらくするとエンジンが止まる。念のためこれを数回行う。

コネクタを外すのは苦労しないが問題はホース。特に真ん中のホースは、口金にたいして直線的にささっているので、抜こうとしてもホース自体の復元力でささる方向に力が働いてしまうのだ。

また、製造から時間が経っていることもあり、口金の金属とホースとが軽く固着している。固着自体は大したことないが、面積が広いので引き抜こうとするとかなりの抵抗力となる。

そこで、軽くCRCなど潤滑材を吹き付けつつ、無理に抜こうとせずにホースのゴムをペンチなどで掴み、ゴムホースと金具の表面の固着を揉み解すようにすると良い。そうして、しばらくもむことによって、ホースが抜けやすくなる。

ホースが抜けた後、ナットを外しポンプassyを取り外す。

上が外したGF8用のポンプassyで、下がGDB SpecC用のもの

Pomp1

ポンプ自体の大きさは異なるが、ありがたいことにコネクタは互換性がある。

外したポンプassyからポンプを外し、金具だけの状態にする

Forgf

ところが、よく見るとGC/GF用の金具と、GDB SpecC用の金具は似ているようで結構異なる。とくに、ポンプ本体の固定や旋回チャンバーを固定するための穴がないのが困ったところ。

そこで、新品のGDB用の金具を切り刻んで対処することにした。

Kirikiri

Kanagu

ポンプと旋回チャンバー用のブラケットを固定する部分だけをいただいてしまおうというわけだ。ただ、切り口の部分の防錆に不安が出たので、切り口部分をバーナーであぶって酸化膜を作ってやることにした。一応ガソリンの中で使う部品だし、これで大丈夫でしょう。

こうして、切り出した金具を使ってポンプと旋回チャンバーを一体化。

Ittai

で、こいつを先ほど丸裸にしたGF用の金具に取り付けてあげればオッケー。金具とポンプをホースをつなぐだけでそれらしくなるが、一応ステンレスバンドで固定した。なんとなくクッションとして、耐燃性ホースを切ったもの(写真のピンク色のゴムがそれ)を間に挟んでみた。

Band

全体はこんな感じ

Zentai_2

一応、戻り配管がチャンバー内につながるよう適当に接続。大丈夫かなぁ、こんなんで。

あとは、燃料タンクに組み立てた燃料ポンプassyをとりつけるだけ。かなり知恵の輪状態なので苦労はするけど、そこは慎重に。

こうして一応作業完了。エンジンも無事にかかることを確認してからフロアを復元。折角なので、フロアは掃除機をかけてきれいきれい。

あとはECUを初期化するためにバッテリーを抜いて30分くらい放置。

で、インプレッションだが、ぶっちゃけよくわかんない。ただ、いつ壊れるか分からない部品を交換したので、これで心置きなくドライブを楽しめるというもの。この安心感が一番大きいかな。

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燃料ポンプ

GC/GFインプの燃料ポンプは結構持ちがよくないらしく、よくて15万kmくらいしか持たないらしい。私の車の走行距離も14万kmを超えたので、そろそろ交換のタイミングじゃないかと思えてきた。

ところで、燃料ポンプというと結構お高いものでもあるしオークションで適当な中古で済ませたいところだが、15万kmくらいしか持たないポンプの中古となるとそれなりにリスキーでもある。

ついでにいうと、インプレッサには燃料が少ないとき(満タン時の半分くらい以下)横Gがかかると燃料ポンプが燃料を吸い込まず、一瞬エンスト状態になるという持病がある。この症状が出るのは、サーキットなどでよほどの横Gをかけないと起こらない現象ではあるが、一応サーキット走行も行うことと、この現象が最悪エンジンブローを引き起こすことを考えるとなんとか手を打ちたいところである。

幸い、この対策として旋回チャンバーを備えた燃料ポンプがSTiから販売されているのだが、ポンプassyの値段が5万円と高価なことにくわえ、あろうことかD型(GC/GF)には装着できないらしい。

うーん、なんとかならんもんかなぁ。GDBのCスペックには旋回チャンバー付の燃料ポンプassyが3万円くらいで買えるので、これが流用できればいうことないのだが。

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