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2010年6月

2010年6月26日 (土)

天空の城? 鋸山 [千葉]

こないだ、千葉県の鋸山に行ってきた。

千葉県のというと非常に山には縁遠い県で、最高峰である愛宕山にしてもたったの408mにすぎない。また、利根川と江戸川で他県と切り離されている(実は利根川を挟んだ茨城県側にも千葉県の土地があるのだが)ため、口の悪い人は千葉県を「島」と表現する。

このように、山とは縁遠い千葉県であるが、北総の平野を除けば決して平坦な土地ではなく、高くない丘陵と緩やかな谷とが入り組んで複雑な地形を形作っている。

それはともかく、鋸山は標高にして300m強の低い山であるが、もともと石を切り出していた山であったこともあり、半分人工物であるかのような一風変わった景色が待っている。

浜金谷の駅から登山道を登っていくとこんな景色が出迎えてくれる。

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岩でできた山を四角に区画分けして切り出していたのであろう、まるで巨大な遺跡のようである。

浜金谷の駅から歩くこと1時間半くらい(正確には測っていないが)で日本寺の敷地に入ることができる。日本寺へは、麓のロープウェイや車で来ることもできるので、手軽に奇景を楽しみたい向きにはそちらがお薦め。

日本寺には、このような巨大な観音像がある。これも、太古の遺跡のようであるが、実際に掘られたのは昭和40年代。

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敷地内にはこんな切通しがあったり

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地獄覗きと呼ばれる、こんなオーバーハングした岩がある。大丈夫なのか?

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地獄覗きのオーバーハングを違う場所から取ると、まるで空中の庭園のようだ。

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地獄覗きから、下界を覗いてみると、南米のテーブルマウンテンからジャングルを覗き込むかのような景色が広がる。って、それは言いすぎか。

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にしても、この景色が山の少ない千葉の景色だとは中々信じられないだろう。

日本寺の中は、軽く散策するには面白いところで、こんな看板にめぐり会えたりする。

Kanban

この看板が指し示す滝がどんなものか興味が沸いたならば鋸山の日本寺にレッツゴーである。あらかじめ忠告しておくが、ここは好奇心を封じ込めた方がいいところだ。滝を期待していくとかなりガッカリする。

鋸山の魅力は、登山道を歩いている途中にある景色にある。日本寺から再び登山道に出て、車力道と呼ばれる別の登山道を使って下山する途中には、地獄覗きがこのように見える。

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石切り場は、昔ここから石を切り出していた場所であり、工事の安全のためこのような彫刻がなされている。工場であればどこにでもある「安全第一」だが、石切り場の「安全第一」はやはり一味違う。

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かつて栄華を極めた巨大文明が滅び、自然の中に還りつつある、そんなことをふと思う景色がここには沢山ある。ちょっとした水溜りや広場、そんな風景を見ながら、千葉の山中に天空の城を感じることができる。

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石切り場を離れると、これまたなんとも奇怪な岩場に出くわす。

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石を切り出すにしても、この形はあんまりじゃなかろうか? まさに失われた古代文明のようだ。周囲には熱帯雨林ならぬ千葉の密林が茂る。

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道の途中には、ちょっとした池があり、アニメ映画「天空の城ラピュタ」ばりに、池の中には古代魚が泳いでいたりするとロマンチックなのだが、実際には金魚がいるだけのようだ。

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日ごろの運動不足解消のために、鋸山に登ってみたが、そこでの景色はプチ秘境といっても言い過ぎではない奇景であった。これが、房総半島の比較的アクセスしやすい位置にあるのだから、これは是非行って見て欲しいお薦めスポットである。

なお、標高が低いとはいえ登山道を歩けばどっと汗が出る。そこで、浜金谷の「かぢや」という旅館で湯を借りて、全身さっぱりとして帰途についた。浜金谷で日帰り湯を利用できるのはどうやらここだけのようだ。ちなみに、千葉は基本冷泉。

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2010年6月13日 (日)

十石峠を迂回してみた、っていう動画

物凄い久しぶりに動画を投稿しました。

今年の2月に女神湖に行った、という記事を以前書いたのですが、そのときの帰り道に国道299号線の十石峠が冬季通行止めのため、やむなく(というのはウソ)県道93号線を使って田口峠から迂回した様子をカメラで撮影してきたというわけです。

女神湖での走行は撮影しなかったんですけどね。去年撮影して動画投稿したので、もういいかな、って思って。

この道、沿道の景色が割と好きで、よく通るんですよ。R299の十石峠やぶどう峠とは違って、割と山奥まで人が住んでいて、そういう人の香りがあるんですよね。このシリーズでは夜に通るので、そういう人の香りを感じることができないのは残念なのですが。

あとは、ニコニコ動画に投稿するということで、構成を少し変えてみました。いつもは、最初に走る道や区間の説明を持ってくるのですが、今回は最初から本編をはじめて、中間部(所謂CMと呼ばれているところ)に道の説明を持ってきました。

最近、ニコニコ動画で「世界の新着動画」でとりあげられることがあったのですが、折角見始めてくれたのにいきなり道の説明だから結構ガッカリされるみたいなんです。折角だから、車載動画見て欲しいなって思い、最初から車載動画が見られるようにしてみました。

って、今再生数とコメント数を見てびっくりしてます。世界の新着動画で取り上げられたみたいなので、あとは動画部分にどういうコメントがついているかをチェックしてみよう、っと。

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2010年6月 4日 (金)

新緑の日光 [栃木]

 

こないだ日光に行ってきた。下界は新緑の季節だが、いろは坂を登って山の上に到着すると意外と寒い。早春といった趣だ。

日光の街中を抜け、いろは坂手前にある2つの滝を見に行く。一つが寂光の滝、もう一つが裏見の滝である。

国道120号線から栃木県道194号線に入ったその行き止まりに寂光の滝はある。ところが、国道120号線から県道194号線への入り口が分かりにくい。一度県道に入ってしまえばあとは真っ直ぐ、ちょっとした駐車場があるので、そこに車を停めて歩くこと10分程度で寂光の滝にたどりつく。

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寂光の滝を出て、120号線をいろは坂方面に向けてしばらく行くと、裏見の滝の看板を見つけることができる。裏見の滝へ行くにも県道を通っていくのだが、看板がしっかりしているため県道への入り口は分かりやすい。

裏見の滝も県道の終着点にあるが、こちらの駐車場はアスファルト舗装されており、トイレもある立派なものである。滝への道は整備されているものの少し歩く。しかしながら、素晴らしい滝が出迎えてくれるので、疲れは一気に吹っ飛ぶ。

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裏見の滝とは、他の「裏見の滝」がそうであるように、滝の裏側に回りこむことができる。いや、裏側に回りこむことができた、のである。現在は危険のためか、裏側に回りこむための山道が封鎖されており、滝の裏側に接地された石像があるのみである。

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また、裏見の滝の観瀑台近くにはこんな見事な滝もあった。

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裏見の滝を後にして、いろは坂を登ってたどり着いたのが華厳の滝。

駐車場から見る華厳の滝も見事だが、折角来たのだ、エレベータで地下に降りて、正面から華厳の滝を見たいものである。

この写真は駐車場からのもの

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そして、エレベータを降りて正面からみた華厳の滝。これだけの水量が100m弱の落差を一気に落ちるさまは見事なものである。

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そして、最後に行ったのは湯ノ湖から流れ落ちる湯滝。今回は時間がなかったので、竜頭の滝は飛ばしてしまった。

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湯滝は、滝の脇を階段で登ることができる。岩の急斜面を流れ落ちる湯滝を横から見ると、まるでスキー場の上級者コースのように見える。

湯滝の上から湯ノ湖を眺めてみる。日は既に山の陰に隠れ、湖面と空と山陰とが見事なコントラストとなっていた。

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そんなわけで、シーズンが始まる前の日光も中々楽しい。時間があれば、ここから金精峠を越えて沼田の方に出たかったところだ。

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