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2010年4月18日 (日)

トラストのオイルクーラー移設

かなり以前の話だが、ここに書いておく。

トラスト(GReddy)のインプレッサ(GC/GF)用オイルクーラーキットは オイルクーラーコアを車体右側のバンパー内側に配置するようになっているが、 何故こんな配置にするのか疑問を感じる。

というのも、右側にオイルクーラーを配置するためには、吸気用のサクションボックスを切り落とさなければならず、面倒である上にアクセルオフでのプシュプシュ音も増大する。それにメーカーが意図した吸気システムを崩すのだから僅かとはいえ問題もあるだろう。

また、右側にコアを置くことにより、エキマニの合流部付近のゴチャゴチャとオイルクーラーへの配管が干渉しやすく、このあたりの取り回しはかなり頭の痛い問題である。特に、サードパーティー製の等長エキマニでその問題は顕著である。

そこで、クーラーコアを車体左側に移設することにした。こうすることで、上記の問題は一気に解決する。左側のフェンダー内はスカスカなので、オイルクーラー設置のために部品を切り落とす必要はなく、オイル配管も比較的ゆったりと配置できる。

しかしながら、この方法には一つだけデメリットが存在する。必要なホース長さが100~200mm程度長くなるので、製造原価が僅かとはいえ上がってしまうのだ。このあたりが、クーラーコアを右側に配置した理由なのかもしれない(んなわけないか)。

とは言うものの、実際にプライベートでこの作業を行うのはかなり面倒である。最初から左側に付くように作っておいてくれれば、と泣き言の一つも言いたくなる。

最初に行ったのが、各種ブラケットの自作である。アルミでできた導風板とクーラーコアを取り付けるためのブラケットを製作する必要がある。

導風板は、もともとキットにあったものと左右対称のものを製作する。下の写真は、新規に制作したものをクーラーコアに取り付けた状態で撮影。コアの左側に外れた状態で置かれているのがもともとあった導風板。材料は厚さ1mmのアルミ板(A5052)を使用した。

Doufuuban640

なお、写真のクーラーコアは、キットのものではなくEARL'Sのクーラーコア似(EARL'Sかも)のコアをヤフオクで落札して手に入れたもの。キットのコアは購入から3年くらいで割れてしまったのだ。クーラーコアの寸法や取り付け方法が異なるので、そのためのブラケットはそのときに2mmのアルミ板から自作した。

車体の左側にクーラーコアを固定するブラケットは、導風板のように簡単ではない。というのも、車の左右は取り付け穴位置などが必ずしも左右対称ではないため、単にブラケットを左右対称にする、というわけには行かないのだ。

車を見ながら使えるねじ穴を検討し、それを利用するようなブラケットの設計をする、そういう地味で面倒な作業なのである。写真は、そうやって製作したブラケットである。製作したのは2点だが撮影を忘れてしまったので塗装前の一点のみの写真しか残っていない。

Blacket640

これで、クーラーコアを取り付ける準備は整ったのだが、折角なので色々とこだわってみる。

時系列を無視して、完成間際の写真であるが、左フェンダー内にクーラーコアを納めるとこんな感じになる。

Coresouchaku640

このように、クーラーコアは車体のかなり低い位置にマウントされるので、飛び石による破損の可能性がある。もしそうなるとオイルが漏れてしまい、エンジン内のオイル切れ→エンジン故障ということもあるし、オイルの漏れ量によっては、タイヤが自ら撒いたオイルに乗ることで、大事故にもなりかねない。そう考えると、オイルクーラーのコアには何らかのガードをする必要がある。

また、クーラーコアは風が通らないとその効果は期待できない。フェンダーの内側には、樹脂製のインナーフェンダーが付くのだが、それによりクーラーコア周りの風の流れが止められてしまう。そのため、インナーフェンダーには穴を開けて風の流れを止めないようにする必要がある。

まず、ガードであるが、今回は魚を焼くための網を利用した。魚を焼くための網には、焦げ付き防止用にフッ素系のコーティングがしてあるので、洗浄も楽ちんであるはず。って、あまり意味ないか。

Ami1_640

この、網部分だけを利用。

Ami2_640

インプレッサには、ブレーキ冷却用の導風ダクトがあるが、その入り口側の部品を加工する。下の写真は、部品を切り抜いたところ。元はこんな形。

Kakoumae640

これを切り取って、この部分を利用する。

Kiritori640

この部品に、先ほどの網を取り付ける。樹脂の部品は軟質プラスチックで接着しにくい材質であり、一方の焼き魚用の網もまた表面にコーティングがしてあって接着性が悪い。

そこで、樹脂側に数箇所の穴をあけ、そこに細い金属線を通して網と結び付けて固定、そこにホットメルトグルーをコーティングして接着することにした。この方法は意外に強力で、これまでこの固定方法でトラブルを起こしたことはない。

Ishiyoke640

実際に車に取り付けるとこんなイメージになる。

Amifront640

次にインナーフェンダーの加工だ。インナーフェンダーには、空気抜き用の穴を開けるだけだが、問題なのはタイヤが飛ばす石や泥が、インタークーラーのコアを破損する可能性である。そこで、こちら側にもガード用の網をはる必要がある。今回は、植木鉢などの下に敷く園芸用の樹脂製網を利用した。固定方法は焼き魚の網と同様、インナーフェンダーの空気抜き穴周囲にいくつかの穴を開け、その穴と網とを金属線で縛り、周囲をホットメルトグルーで固める、というものである。

Uchibarikakou640

そして最後に、インナーフェンダーを装着すれば完成である。

Uchibarisouchaku640

オイルホースの取り回しは、クーラーコア装着の時に決めておくが、今回はホースの長さを決めるために、何度かの取り外しを行った。結構面倒なのである。

写真に撮るのを忘れたが、オイルクーラーを左側に配置することで、オイルホースの取り回しがよくなり、とくに等長エキマニを装着してもスッキリとしたオイルホースの取り回しができるようになった。また、高温になるエキマニとオイルホースとの距離が離れるので、油温管理の点からも(僅かながら)有利であると言えよう。

参考までに、今回改造したオイルクーラーキット。

アマゾンでも買えるようだ。

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