« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »

2008年9月

2008年9月30日 (火)

国道410号線の動画

動画晒しキャンペーン

前回は「ですます」調で書いてみたけどやっぱり書きにくいのでいつもの調子で。

今回は国道410号線。千葉の木更津から館山を走る国道410号線は、国道465号線と重複する区間に酷区間を持つ酷道である。房総半島を縦断するこの国道は、都心からも近く、酷区間の難易度もそれほど高くない上、千葉という温暖な地方にあるため冬季通行止もないという入門者向け酷道としてはこれ以上にない条件を備えている。

が、この国道には一つだけ罠がある。看板が嘘をついていたりするなど事前に調べてないとトレースが難しいのである。特に難しいのが、木更津方面から酷区間に入る入り口付近。道路看板に従うと、あろうことか酷区間をショートカットしてしまうのである。

国道299号線の動画をアップしたあと3ヶ月間は仕事が忙しくて撮影に出かけることもできなかったが、2008年の1月にようやく次の動画にとりかかることができた。それがこの国道410号線のシリーズである。

このときから「街道見聞録」と表題につけるようにした。また、この動画からいくつか変わったことがある。一つは、カメラのマウントで、助手席のサンバイザーに自作の金具を使ってカメラを固定する方法は今までどおりだが、サンバイザーにアルミ棒を通し剛性を上げた。実際に出来た動画を見ると効果は限定的だが。

もう一つが、編集ソフトをAdove Premiere Elements4に変えたこと。これによりフレームブレンドを使えるようになったことと、ナンバー隠し(いわゆる自重処理)がやりやすくなった。

今シリーズのオープニング曲はモーツァルトの「バセットホルンとファゴットのためのアダージョ  K.410」。

第1章では、当時岡崎律子の曲を使用するのが一部で流行っていたのでそれに便乗する形でシスプリシリーズの「magie」を使用。それから、かつてより使おうと思っていたXanadu シナリオIIの曲も使用した。

第2章では、XanaduシナリオIIからレベル9の曲「Klepsydra」とレベル8の曲「Altel」を使用。また戸川純の曲も使用した。実はこの選曲はちょっとした仕掛けの複線。後につくるであろう国道465号線の使用曲を意識して、わざと別バージョンの存在する曲ばかりを選択したのである。

また、第2章の妄想字幕はXanaduシナリオ2のレベル9の裏設定が元ネタ。レベル9は同じ地形がワープポイントで結ばれていて、どちらを歩いているのかが極めて分かりにくいというトラップが仕掛けられている(この辺がFalcomの意地悪なゲーム)。酷区間を共有する国道410号線と国道465号線にはこういうネタを仕込んでみたくなった。

折角だから音楽も同じ曲(ただしバージョン違い)を使って紛らわしくしたら面白いんじゃないか、ということを思いついたのだが...

第2章のラストは君鴨トンネルの開通により国道指定が解除になった旧道区間。ここに使用している曲はXanaduシナリオIIの「Altel」。ゲームの裏設定ではAltel地方は初代の王宮の庭園だったが、交通が不便であったので廃棄されたという「時に忘れられた庭園」というものだった。旧道区間と設定的にかぶるので使用、実にいい曲だ。旧道区間は旧三島トンネルまで通じているが、トンネル自体は閉鎖。そこで行き止まりとなっている。

第3章は、房総半島を鴨川市から南房総市まで南下。途中旧道に立ち寄りながら進むが、ここでも選曲は別バージョンがあるものを選曲。または、兄弟、姉妹が歌っているなどの設定がある曲である。曲順は、戸川純の好きな人なら意図がわかるかも知れないが、アルバム「東京の野蛮」の3~5曲目の異種バージョンを集めてみた。同じように聞こえる「諦念プシガンガ」はアルバム「玉姫様」のものでこれも異種バージョン。

第4章は、なんとなくBGMに使った「Feeling Heart」の影響からか暴走。勝手に国道を擬人化して変な物語を作ってしまった。といっても、パクリだが。

今回の大きな試みは、次に作るであろう国道465号線とのコラボ企画なのだが、既に有名なシリーズで過去の動画も全て見てくれていることを前提に出来る場合はともかく、駆け出しのシリーズでやったところで気がついてくれる人もいなかったようだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

国道299号線の動画

今回は、関東屈指の酷道である国道299号線の動画です。

この動画を作ったのは去年の10月で、およそ1年前の動画。動画編集やエンコードの経験が全くない私がこんなことやろうと思ったのは、ニコニコ動画の酷道シリーズを見て、面白そうだ、と思ったからです。見ているとどこかドライブに行きたくなるんですよね。

そんなわけで、手持ちの機材で撮影し、DVDドライブに付属していた動画編集ソフトをインストール、その後、編集とエンコードのために眠れない日々を送ることになったというわけです。実際にやってみないとわからない苦労があるものです。

話を国道299号線にもどすと、国道299号線は入間と茅野を結ぶ国道で、志賀坂峠、十石峠、麦草峠と3回山越えをします。峠と言うと一般的には難所ですが、特に十石峠は道幅が狭く場所によってはガードレールもなく、落石と落盤の危険性があり、夜走るとタヌキやシカに遭遇するというまさに酷道。関東は比較的道路が整備されているので、こういった本格的な酷道は貴重な存在です。

また、酷道区間以外にも、ドライブ向けの区間が多く、走って楽しい道です。

基本的には既に沢山のコメントのあるVP6版を紹介したいところですが、その2だけは画質が悪いのでH264版を紹介します。

当時作成したのは、その1からその5の順番どおりだが、途中何度かエンコードなどをしなおしており、ここに紹介した動画の作成順序は、その1→その4→その5→その3→その2。その2がH264で他は全部VP6です。

最初に見た酷道シリーズは、路線選択の上手さに加え、各動画に扉をつけた構成、動画本編の前の説明紹介など、シリーズとしてのある意味ストーリーを持たせる構成と、倍速+BGMというフォーマット(これ自体は以前にもあった)に、道路上のちょっとしたネタをちりばめたスタイルが非常に分かりやすく面白かったのです。中でも、車載動画においてこのような構成上の枠組みを作った点が非常に画期的でした。

自分もそのあたりに面白さを感じたので、基本的なフォーマットは踏襲するとして、それに加えて次のようなアイデアを加えてみました。

  1. 国道にテーマソングを持たせてみた。国道の番号と同じケッヘル番号を持つ曲をその道のテーマ曲と勝手に決めて、重複区間では無条件にその曲を流すことにした。また、シリーズのオープニングも同様に国道番号と同じケッヘル番号の曲を使うことにした。
  2. 各動画の最後に、その動画で使用した曲のリストを流すことにした。他の動画を見ていて、使用曲をまとめて記載すると便利だと思ったことと、物語のエンディングに合わせてスタッフロールが流れるような演出をやってみたかったからである。
  3. 再生速度は、通常7~10倍、酷道区間では5倍とした。これは、当時としてはかなり遅い部類で、折角の酷道区間はちゃんと見せようと思ったからである。
  4. 選曲は一つの分野に集中しないように配慮した。
  5. 酷道区間は車内のエンジン音を入れ、BGMと合わせて聴けるようにした。

というような思いを持ってやってみましたが、とにかく最初は技術的な問題が多く、その辺で試行錯誤しました。他に試してみたいこともあったのですが正直なところアップするので手一杯でした。反省点は多々ありますが、いろいろとアイデアを込めた動画なので今でも気に入ってます。

1.に関しては、たまたま最初が国道299号線で、テーマ曲が「フルートとハープのための協奏曲」K.299だったというのが良かったと思うんですが、後のシリーズでは結構悩むこともありました。例えば、前述の国道352号線のテーマは、子守唄のような旋律で全然オープニングっぽくないんですよね。また、編曲バリエーションも多くないので、酷道区間を走る続編シリーズは随分と悩みました。で、結局曲が見つからなかったので、何気なく使い始めたボトムズのBGMをそのまま使い続けているという...

選曲は、この動画を作る前に他の人の動画の音声を消して、色々な曲を当ててテストしてみました。結論としては、どんなジャンルの曲でもオッケーだと感じたので、あれこれ使ってみましたし、このスタイルは今でも変わってません。その2でラグタイムやフォルクローレを使ったり、ドヴォルザークの5番を使ったりとか面白い選曲だと思っています。その4で唱歌使ったりその5で80年代アイドル曲使ったり、今から考えても結構いい思うので、ついつい自分の動画を繰り返し見たりしています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

国道352号線の動画(1)

国道352号線の紹介をしたので、動画もさらしてみます。

撮影は4月の6日。根尾に行った帰り道(?)に撮影したものです。

当時はまだ雪が解けておらず色々と大変でした。というのも地震や雪のためいたるところ通行止となっており、そのため殆どの章で通行止に出くわすという類稀な通行止シリーズとなってしまいました。この時期は奥只見湖周辺の酷区間は閉鎖されているので、そこまでを走行するというシリーズです。

後日、残りの部分を走りなおし、新しいシリーズとして上げておりますが進行中の話でもあるのでそれは別の機会にということで。

このシリーズのOPには、モーツァルトの「グレトリーのマーチによる8つの変奏曲」を使用しています。何故かというと、この曲のケッヘル番号がK.352で、国道番号に合わせてあるんです。また、途中出てくる重複区間では、重複区間の国道番号にあわせたケッヘル番号の曲を登場させたりしてます。

ただ、分断区間の迂回路探しなど、ほとんど国道を走らない章に関しては、マリア様がみてるのOP曲を使用してます。OPのイメージはアニメ「マリア様がみてる」なので。

このシリーズはごく最近作ったシリーズで、画質向上を狙っていくつか工夫しています。かつてのシリーズから大きく変わったのが、画面を514x384からワイド化して514x288としたことです。これは元の画面の上下を塗りつぶした似非ワイド化なんですが、ビットレートに制限のあるニコニコ動画ではこれが結構効果があったようです。その他、当時使用していたVP6のクセとして、彩度の低下があったのでエンコード前に彩度を上げておくとか、エッジ表現が苦手なのであらかじめシャープフィルタをかけておくなど、VP6エンコードするための前処理をするようにしてみました。

そして、カメラの固定剛性が足りないのは以前から分かっていたことなので、このシリーズの直前にカメラマウントに改良をして撮影に出かけました。剛性を上げた効果は感じられたのですが、まだ不十分な気がしたので、国道352号線の酷区間の撮影前には更に剛性を上げるために工夫をしてみました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »